落書き:此処に居る


忘れないで









夢日誌・足首の痣



仏壇のような祭壇の前に座っていた。

『貴方は霊媒師としての才能があるから、その力を呼び出す修行をしましょう』

自分の傍らに座る男性の言葉に頷くと、その場に土下座するように床に貼られた御札に額を付け、目を閉じると瞑想を始めた。


瞼の裏の闇の中に私は佇んでいる。
其処から大分離れた所で白い霧のような、或いは布のようなものがゆらゆらと漂っていたが、それは私に気付いたのか全体を翻しながら此方へ音もなく滑るように迫ってきた。

『あ』

瞬間、視界が白いものに覆われたかと思うと、吐息が掛かりそうな程近付いてきた能面のような顔と目が合った。




思わず身体を起こし仰け反らせると、その反動で後ろに尻餅をつくように座り込む。

『見る事が出来たんですね?』

その言葉に声も出せないまま頷くと、男性が私の足首を掴みニコニコと笑っている。

『ほら、足首に痣が出来ているでしょう?力が目覚め始めた兆しですよ』

足首にはいつの間にか、今までは無かった茶色の染みのような痣が広がっていた。
その痣が何か恐ろしいものに見え、呆然としていると相変わらず彼が笑っている。

『力が目覚めれば目覚めてゆくほど、この痣は更に濃く広がり貴方の枷になるでしょう』

一旦、力が目覚めれば後戻り出来ないと云う事だろうか。

咄嗟に足首を掴む手を振りほどいたところで目が覚めた。





目が覚めてからすぐに足首を確認したのは云うまでもない。
最近、意味深な終わり方をする夢ばかり見るんだが、何かの予兆なんだろうか。

なので特に印象に残った“仏壇のような祭壇”と“痣”をキーワードに夢占いサイトで調べてみた。
まずは仏壇のような祭壇から。
仏壇か祭壇かが夢の中では判断が出来なかったので“仏壇”と“祭壇”で調べてみたが、祭壇では結果が出てこなかったので仏壇のみの結果。

★仏壇
憂鬱に感じること・モヤモヤした気分などあなたの中のマイナス要素を解消したいと願う気持を示します。
運気は上昇の兆し。
不安などが解消され新たな気持で生活を過ごせそう!
しかし嫌な印象を受けた夢なら、心身に疲れがでたり悩みや不安が頭から離れないなど何かと気分は沈みがちになりそうです。
しかし先祖供養や亡くなった身内や知人などへの思いを示す場合もあるでしょう。

との事だった。
夢の最初に出てきたこれ自体には特に嫌な印象は受けなかったので、良い意味だと信じたい。あと、祖父の命日が近いのにも関係あるんだろうか。
夢に出てきた男性は別人だったが。


偖、次に“痣”で調べてみた。

★痣(あざ・アザ)
コンプレックスを示します。
自分を好きになれない・どうしても許せない部分があるようです。
あるいは、他人の嫌なある部分が目についているのかも。
いずれも、何かにこだわり過ぎていたり完璧を求めていませんか?
少し気持を楽にして、細かいことにまで気をまわさない様にしてみましょう。
そうすることでココロはかなり軽くなるはず!


コンプレックスに思うところはあるにはあるが、足首には特に無いので『?』と云う感じだ。



以上、夢占いで調べた結果でした。






祓い屋

話題:創作小説

元ネタは今朝見た夢。
文章が可笑しいかも知れませんが悪しからず。

それでも良い方だけどうぞ。

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落書き:夜道で出遭ったモノ


日課にしている夜の散歩中、私はソレに出遭った。

突如、闇夜からのそりと這い出したソレは、ぼんやりと白く浮かび上がる身体がぬるりと視界の端から伸びており、その先がどうなっているのか伺い知る事は出来ない。

見ようと思っても、ぽっかりと穴のように空いている二つの目で見つめられ目を離す事が出来ないのだ。

両親からはこの道を通っては駄目だと何度も云われていたのに、どうしてこんな所に来てしまったんだろう。
素直に云う事を訊いていれば、こんなものに出遭う事も無かったのに。
今の私に出来る事は、ただただ後悔する事と些細な好奇心でこんな所へ来てしまった自分自身を呪う事だけだった。




ホラーな雰囲気の絵が描いてみたかったのでタブレットで描いてみた。
またもや塗り潰し描き。




恐怖のプッロンダ


大正二年四月八日の大阪毎日新聞に掲載されたダンロップタイヤの広告
あのヨコハマタイヤの絵より怖い気がする




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