スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

気づく。

雨垂れに悩まされながら、
ふと気づく。



君の涙も
こんな風だったか、と。




鼓動。






血の赤
透(す)いて
あなたの指が
私をなぞる



そんな夢が
見れたなら
涙は
とって置けたかな



隣で眠るあなたの胸に
もたれながら
私はあなたの鼓動を
隠す





.

いつかの、おわり。

いつかの おわりは
こいの おわり


こいの おわりは
いつかの おわり


おもったのは
こころ(いのち)のおわりじゃない


ねがったのは
ことば(とき)のおわり


かなわないと
しっていて


きづかなかった





.

淫夢。

横たわる私の背中に
触れた
少し硬い指先



それが私よりも
大きくて温かい手のものだと
繋いだ時から
知っているけれど
まだ目覚めない私は
震えないように
素知らぬフリをする



見ていた夢の際から
はみ出して
もう見つけられなくなるのが
まだ怖いから



流線をたどるように
骨の数を数えるように
肩から腰へと移るそれを追って
次に触れたのは
熱い唇と舌



引きずられた欲情に
こらえ切れず うめいた



本当は
あなたはいないと
知っている





.

カケラ。

刹那の鋭い煌めきに
時折視線を捕られても、
強く永遠を求めたけれど、
永遠があると信じたコトはなかった。

永遠なんて、ないと、
信じていた。

なぜ、消えないんだろう?
心も、
想いも、
愛も、
切望も、
情欲も。

渇れない泉のように、
涙は伝い落ちるのは、
いつか消えゆく身体のカケラなんだ。



前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2024年03月 >>
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
アーカイブ