天職とは何ぞ

話題:幸せ。

最近読んだ本に、おお・・・と思う言葉が引用されていたので、孫引きさせていただきたい。

「人には各自に天職がある。之を知りて之に就くは当人に取り、社会全体に取り、最も幸福なる事である。人生の成功とは実に他の事ではない、自分の天職を知って、之を実行することである。(中略)
大抵の場合に於ては天職は発見せられず、又実行せられずして、人は己が欲せず又己に適さざる事を為しつつ其一生を終えるのである。」

これ、最近の言葉ではない。明治の有名な学者内村鑑三の言葉。
あと、こちら

「今日天職といふ様な言葉がもはや陳腐に聞こえるのは、今日では様々な事情から、人が自分の一切の喜びや悲しみを託して悔いぬ職業をみつけることが大変困難になったので、多くの人が職業の中に人間の目的を発見することを諦めて了ったからです。これは悲しむべきことであります。」

こっちも小林秀雄っていう明治の人の言葉。

天職ってなんだろうか。自分にとって、向いていて、自分もそれがやりたくて、人生の目的にもなることか?
それで生活できたら最高じゃん!っていうことか?
天職にめぐり合えるか否かで、これからの人生が決まってくるのだろう。
でも、自分は何に向いているか分からないし、やりたいことは向いていないかもしれない。
まぁ、やりたいことが複数あるだけ幸せなのかもしれないけれど。選択肢があるというのは幸せだ。可能性があるというのは、幸せだ。

今迷っておくことや、今いろいろと挑戦したり、学んでおくことが、必要なんだろうな。

09/16 20:56
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