胃痛が

話題:嫌いな物。苦手な物。

胃痛がするぐらい嫌いなものがあります。世間話です。何の意味もなさない馴れ合いだけが目的の会話です。これが嫌いです。
「だから何ぞ」としかいえないわけです。「今日は暑いね！」「雨降ったね！」「そうだね！だからなんだよ」という感じ。
他人がするのは勝手だけど、私はその中に入るのはごめんこうむりたい。


世間話というものに関して、とても面白い文章を見つけたので引用させていただく。
島崎敏樹『孤独の世界』から。

・世俗のつきあい
「つかみどころのない、ふわふわした根のない無駄話」
「同席者の間を切れ目のない話し合いが絶え間なく往復していないと、人間はこの場に耐えられない。(中略)
ひとを窒息させるこの気詰まりな孤独から免れるために、皆必死になって話題を捜し求め、共通の空談の材料が何かみつかると、今度はこの話題を一同でかつぎまわって、なおいっそう賑やかに喋りあう」
「私たちは世間という眼にみえない大気のなかで生きているのだから、そのなかで共通に生きている同士が一緒になるときは、共通語である世間話、無駄話を始めることが大切であって、それ自体『世の中にいることのあかし』という極めて重く厳しい意味をもっているのである」

・親密な仲間同士
「気のおけない親密な仲間同士が一緒にいるときに、自然と生まれてくる雑談」
「無目的で充足した生のあかし」

反吐が出そうだね。
世間話ができなくても、やらなくても、ちゃんとここにいる。今日(もう昨日だ！)も私は生きていた。明日(今日か)も私は大学いって、勉強する。ていうか歴史と戯れる。
世間話なんかできないガチぼっちでも、心臓は動いているし、腹は減るし、本は読むしそれで感動するし、物も考える。文章も書ける。ほら生きているじゃないか。誰にも承認されなくても生きている。

何が言いたかったかというと、社交できない人間は屑だごみださっさと死ね役立たずみたいな風潮はやめてください、こっちだって生きているんです残念ながら、人生はそれぞれ違うでしょうがと、そう表明したいので、表明できるだけの強くて賢くて優秀な人間になりたい。
なりたかったな・・・


どうでもいいけど最近寝るのが遅くなってしまいがちで悔しい。生活リズムが崩れてきている。駄目だ。







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