ここ数ヶ月、久しぶりな方々からの連絡が続きました。嬉しいものは、やはり自分も大なり小なり相手へ好意を抱いている場合。連絡をとっていなかった期間が長くても、瞬間的に懐かしさと会いたい気持ちが蘇って、たのしい時間を過ごせました。

そのうちのひとりは前の職場に勤めていたときの中国人の店長で、産休に入ってあったのでしばらく連絡をとっていなかったんです。ちょうど出産前ギリギリまで様子を目にしていたのと、体調が安定しないとうかがっていたので。なんか、あんまり余計なことを言えなかったんですね。向こうからきたら(余裕が見えたら)そのとき話そう、って、逃げの姿勢かもしれないけれど。

そんな店長から久しぶりに下の名前で「ハウさん！元気ですか？」とLINEが入った時は、なんだかもう日々の疲れが一気に吹き飛んで、ああやっぱりこの人が好きだなあと涙が出そうになりました。

もうひとりはもう三年ほどお世話になっている人で、地震大丈夫だった？とか熱中症とかなってない？みたいな些細な連絡が何度か続いたのがきっかけでした。こういう質問って、ビジネスライクな関係ではなかなかしないので、ああまた話していいんだな、ってスイッチが入って。懐かしい趣味の話や、共通の知り合いのはなしなど思い出トークに花を咲かせました。たぶん向こうは、人寂しさもあったんじゃないかな。

このふたりはわたしにとっては良い時間。でも最近ちょっと切なくなったのは、半年ほど連絡をとらなかった女の子なんですね。

そもそもわたしが連絡しなくなったのは、最後に会ったときに感情をぶつけられたからでした。たいして美人じゃないのに運だけで生きてるねとか、障害者のくせに愛されるのはずるい、みたいな言葉を面と向かって告られ、あっ…もうこの人と会うと悲しくなるだけだ、と心がシャットアウトしたんです。

LINEは非表示にして、自分の世界から消してしまいました。

それが先日、久しぶり！元気してる？趣味は楽しんでる！？と軽妙なノリで連絡がきたんです。わたしは久しく見かけていなかった名前とアイコンを目にした瞬間、ああ〜……お返事をしたくないな……と、たちまちモヤモヤした気持ちになって。

既読せずにトークを非表示にしてみたものの、いやでも短く対応して切り上げた方がいいのかな…と考え直し、「お久しぶりです、わたしは元気だよ。趣味ものんびりやってます」となるべく話題の広がらない返事をしました。

そこから2往復くらいしたか、不意に向こうが「まぁそんなことはどーでもよくて」と本題に入ったんですね。それが、言ってしまえば彼女の主催するセミナーのお誘いで。参加費安くしとくよ！ここで評価されるので、私を応援してください！みたいな……まぁ勧誘ですね。

なんだかすーっと冷静になり、すぐお断りの返事を書きました。

昨日そのはなしを友達にしたら、久々に連絡がきたと思ったら勧誘だった、は結構あるあるらしいですね。選挙の投票お願いとか、化粧品の販売勧誘とか。なかには純粋な好意からくる再会もあるけど、あまりにも疎遠だったひとには気をつけた方がいいね、カンはあたるから、ってはなしをしたのでした。
話題:ストレス