最近はちょこちょこ仕事のミスをしています。昨日OY店に入っていたらKN店のラブライバー社員さんから電話があり、50分くらいお話しました。

パソコンを例とすると、
・お客様が使っているノートパソコンが故障。保証未加入、ローン残債40000円。
・修理に出すと30000円かかり、新たなパソコンをまた分割で購入してもローン＋新規契約代で40000円以上かかる。
・15000円の中古商品一括払いを提案。

ここまではよかったのですが昨日社員さんが改めてお客様を対応したところ、
・故障の原因は物理的じゃなく中の問題、OSのバージョンが古いのに最新のフリーソフトを入れているため。
・よって同等バージョンの中古パソコンを購入しても、アップデートしなければ不具合は解消されないだろう。

この原因の見極めができていなかったことが今回の反省点なのです。つまり、知識がなかったのです。

「派遣の子たちはみんなそうだけど、やっぱり社員に比べて知識が少なすぎる。それは経験を積むしかないんだろうけどさ」
「ハウさんはお客さんと仲良くなって契約とれるのはいいけど、ちょっと展開が早すぎるな。だから聞かなきゃいけないことをウッカリ見落としてたりするでしょ。最近はそれが致命傷になってる。商談するときは、最初に必ず聞かなきゃいけないことを頭の中でまとめておくといいよ」
「今回の件は提案の流れはすごくいいけど、故障の原因をすぐ物理的要因だと思っちゃったのがよくない。中が原因なのか外の問題なのか確認しないと。見極めが甘すぎるよね」
「別にこのまま中古商品売っちゃってもいいんだよ。でももしまた不具合出たらかわいそうじゃん。あのお客さんは別にクレームにはならないだろうけど、お客さんにとって一番良い方法って考えたらさ」

こういったことをみっちり言われました。

ちょうど茶髪パーマさんが近くにいて「何いってんだろ。別に売れば良くない？」と言っていましたが、ラブライバー社員さんの言うことももっともだと思います。

「すみません、お仕事を増やしてしまって……」と受話器越しに謝ると「いや全然、別に怒ってるわけじゃないしさー」と社員さん。
その時は「お、怒ってる人はみんな怒ってないって言うよね……！」と心の中でツッコミをいれ、ずーんと落ち込んだのです。

だけど多分、本当に社員さんは怒ってないんだと思います。今回のことはただ叱ってくれただけ。

だって自分にとってどうでもいい相手だったら、別に問題が起きる可能性があろうと知らんぷりで放っておけばいいですものね。

ほったらかしにして「ハウさんはほんと仕事ができなくて使えないんだよ」って裏で陰口を叩くことだってできます。わざと失敗させて笑い者にすることだってできます。

それをわざわざ時間と労力を割いて悪いところを指摘して、失敗しないためにはこうした方がいいってアドバイスをくれるのは、とっても誠実なことなのかもしれません。

だから社員さんはわたしの味方だと思います。うん、中国人店長さんも茶髪パーマさんもみんな……叱ってくれる人たちがいるってものすごくありがたいね。なんか書いていて、嬉しくて涙が出てきちゃった。泣

恥を承知で書けば、元々のわたしはめちゃくちゃ打たれ弱いのですよね。

だから仕事や学校で叱られたとき、その上澄みの態度だけをすくって「あっ、いま攻撃された。この人はわたしのことを嫌いなんだ」って判断しちゃうんです。

なんなら学生時代なんて叱られる度にしょっちゅう「もう部活辞めたい」「もうアルバイト辞めたい」って気持ちになっていました。

どうして相手が注意してくるのか、価値観や気持ちをわかろうとしないところがあったのですよね。内容が大事なのにね。

もちろん中にはただ八つ当たりで理不尽な怒り方をする人や嫌がらせ目的の人もいるから、そこの見極めは大事だけど……「この人はわたしのことを見てくれてるんだ」って思える言動であれば、素直に感謝したらいいんだなあって。

なんて書くとめちゃくちゃ聖人君子みたいだけれど、さっきも書いた通りわたしは叱られるといったんずーんと落ち込むのです。笑

でもこのまま一生怒られ続けることはないはず。失敗したとき「じゃあ次はどうすればいいか？」をしっかり考えて、それに応じたトライアンドエラーをやっていけば、必ず失敗はなくなるし、叱られなくもなる。

自分の感覚としては、今が入社半年なので……あと半年、来年のバレンタインくらいにはまた環境が違ってきてるんじゃないかなって。もう少し成長している気がします。

うーん、今回の件でラブライバー社員さんのことを人間的により好きになりました。中国人店長さん、茶髪パーマさん、派遣元の専務のこともまた一層好きになりました。

よし、またがんばろ〜。

PS.
あなたを叱ってくれる人はどんな人ですか？

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