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30代/二次元/メンタル/お洒落
発達障害とお仕事
22:14 2017/2/10
わたしが診断を受けたのって……2015年くらいだったかなあ。ADDといって、簡単に言えばおっちょこちょい。とにかく物忘れがひどく、仕事をちっとも覚えられない。片付けも苦手だし、バッグやお財布の中はぐちゃぐちゃ、メモをとったらそのメモをどこに置いたか忘れる……そんな感じでした。

知的障害者施設の正社員だったときは、とにかく毎日毎日叱られて怒鳴られてばかりでした。女性で年下の先輩から「もっと周りのことに目を向けて」「視野を広く持てないんですか?なんで気づかないんですか?」と言われるたび、なんでわたしは自分から半径1mくらいのものごとしか見えてないんだろう……ととても落ち込んでいたんです。

またよくシフトが一緒になる30代の女性の先輩からも嫌われていて「基本的にズレてるよね?」と指摘されて泣いてしまったり。誰もが当たり前に出来ることが、わたしはなんにもできませんでした。電話をかけることもとることも、メモをとることも、お金の計算をすることも……。なんだかあの頃は、迷惑をかけたくない、死んでしまいたいって毎日思っていた気がします。

発達障害の症状を緩和させるストラテラを飲み始めた頃でしたが、ぜんぜん効果は感じなかったなあ。

無職に戻り、心療内科と自宅の往復だけの生活になって。出会いがあり、一人暮らしを決意してから今度はアルバイトをはじめて。そこはチェーン店の飲食店(お弁当)でわたしは調理だったんですけど、ここもまあ向いてなくて週5で働いてるのに半年働いてもまだちゃんとはお仕事を覚えきれなかったです。

とにかく不器用だったからまず盛り付けがうまくいかず、ほかの誰よりも下手でした。その上、いつもいつも時間に追われているわけで、それがまたどんくさい自分にはあっていなかったかな。

しかもわたしは学習障害で数を数えられないので、お弁当に詰めるおかずをどのくらい用意してください、とほかの従業員さんに伝える作業がとにかく苦痛で。しょっちゅう数え間違いをするんですよね。

けど、毎朝毎朝「今日は唐揚げを何個揚げてもらう。ハンバーグは何個必要……」と足し算をしたり、社割で購入するお弁当の値段を計算していたら、足し算が!ちょっとできるようになったんです!これはびっくりでした。

心療内科の先生は、毎日数のトレーニングをやったことで、覚え直しができたんじゃないかと言ってました。毎日小学校一年生向けの公文式をやってるのと同じみたいな。

今の職種は大別すれば営業ですが、もうかなりかなりかなり楽です。天国です。件の社員さんは置いといて、誰からも叱られたり怒鳴られたりしません。時間に追われてせかせかすることもなく、基本はひとり行動で、みんな自分のスタイルでお客さんをハンティングします。

やることって結局、キャッチ(声掛け)・クロージング(営業)・契約、だけのみっつしかないので、そのシンプルさがいいのかなあと。何やってもいいんですもん。丁寧に接して契約をとるのでも、お笑いキャラでも、色気で迫っても、とにかく契約をとればいいから。

まあ商材の知識は必要だけど、それはなんだろう、覚えればいいだけというか。勉強すれば誰でもわかるようになるかんじがします。

だからとても楽です。

ただわたしは割合「いい人」になっちゃって、押しの強さが足りないので、そこはもうちょっと改善しなきゃなあと思ってます。やっぱりバンバン契約とってる人はちょっと強引さもありますね。今日買いましょう!決めちゃいましょう!みたいな。わたしはちょっと引かれたらもうそこで悪いなあと思って手放しちゃうのです。

だから生き残るためにもう少しグイグイしなきゃなあーと思ってます。

あとイラストと似顔絵、書道、英語はそれなりにできるので、客寄せと外国人の方の対応でがんばってます。コンスタントに数字が取れるようになるまでは、細々と貢献しよう〜。

いまの会社を離れたら、同じ業界に移るのもいいかもです。なんかもうちょっと極めたいな!

まーちゃんへ
まーちゃんもハッピーバレンタインになるといいね。最近は自分用にチョコレートを買う人も多いようですよ。わたしもバレンタインコーナーを見ていたら甘いものが食べたくなりました。なぜかさつまいもを買って帰りました。

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