話題:仕事の人間関係

この間同期のあびるさんと夜の駐車場で話していたら「あたしって態度が超キツいから、同期に嫌われてると思うんですよね」という言葉が零れました。いつも真夏のお日様みたいに明るい彼女。そんな後ろ向きな悩みを抱えている事は正直意外でしたが、他人から嫌われているかもしれないと思いながら生活するのはさぞ苦しかっただろうなあと思いました。だって一度ネガティブに物事を考え出したら、誰も彼も敵に見えてしまうものね。

「どうしてそう思うの？」と尋ねると「だって吉岡とかから言葉がキツくて怖いって言われるんですよ。絶対裏で陰口叩かれてる」。吉岡さんとあびるさんは同期の中で唯一の同い年です。わたしは吉岡さんのあびるさんに対する発言を思い出し、口を開きました。

「それが本当かどうかはわたしには分からないけれど、仮に誰かがあびるさんの事を批判しても、それであびるさんの人格全てが否定される事にはならないんだよ。相手はあびるさんの一面だけを見て、好きだとか嫌いだとか判断しているだけだから」「あたし超バカだから、ハウさんの言ってる事、よくわかんないです」「もし中傷や批判を受けても、世の中には自分の事をそう見る人も居るんだな〜って位に思って、気にしすぎない方がいいって事」「あー」あびるさんは片手の拳骨をポンと手の平に打って納得の表情を浮かべました。

わたしの目から見たら彼女はキラキラしていてとても魅力的です。自分が結構事なかれ主義というか、場が丸く収まるのなら自分の意見をぐっと飲み込んで我慢するタイプなので、誰が相手だろうと自己主張するあびるさんは輝いて見えます。まだ２２歳。これからもっともっと素敵な女性になっていってね、あびるさん。

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