話題:生きている意味

頭から物騒な話だけど、学生時代のわたしはずーっと自殺願望があったの。辿り辿れば保育所通いの頃には既に「迷惑をかけるから死にたい」気持ちがあって、ピークは高校〜大学生。いじめを切っ掛けにいよいよ死にたがりになり、駅のホームで電車に飛び込もうとしたり薬と酒を大量摂取したり、とにかく消える方向へ走りました。人様に迷惑をかけたくないから死のうとしたけど、そうする事でますます迷惑をかけるという矛盾。

心療内科や精神科を転々としていた頃、結局具体的な病名は明かされなかったものの、「健康的じゃない考え方」にとらわれきっていたのは確か。何日も飲み食いせずベッドから起きあがれなかったし、体重も37kg/160cmとかだったからね。今思うとやっぱりおかしいよ。

で！
それでね、わたし今年の春にバイクの単独事故を起こしたの。雨の日だった。砂利を踏んだ途端にスリップして、あっと思った時にはもう間に合わず転倒。道路を思い切り滑って民家の庭まで飛ばされて。痛みと衝撃とで声すら出せず、半壊してウィンカーが変に点滅しまくってるバイクをただ見つめるだけしかできないの。その時、ああ人ってこんな簡単に死んじゃえるもんなんだってぼんやり思ったんだ。

今年の上半期は事故の怪我治療に注いだと言ってもいいくらい。今は傷口が埋まって手足を動かせる。傷は服で隠せない場所に残ったし歯も一本なくしたんだけど、なんかもうどうでもいいかなって。うん、悪い意味じゃなくどうでも良くなっちゃったんだ。

人生観が変わったなんて大袈裟のものじゃないし、わたしがクズな事も変わってないけど……不思議と事故を起こす前よりも気持ち的には健康だったり。家族の食事を用意して家事をやるようになったし、憎んでいた祖母へ優しくできるようになった("どうでもよくなった")。昔のわたしはおかしかったんだ、と思えるようになってきた気がする。

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