∵ 阿野さん。
2013/06/14 15:32

通りすがりのどこぞのどなた、拍手ありがとう。
気まぐれか不本意でやっちまったのかもしれませんがそれはそれでツンデレってやつに属すのでやっぱりどう転んでもこてちは喜びますありがとう。


はてさて今日は阿野さんのことを書くので、また人物紹介のところに載せときます。


▼阿野さん

「元気ぃー?」とちょっと張りのある声で阿野さんは抱きついてくる。「元気にホモってるぅ?」
「なんでwwwホモった覚えは一度もないw」
「ちょっとお姉さんに報告してみ?」
「話を聞いてw」
「聞くきく!ほら、ネタくれネタ」
「ちげぇ!ww」

阿野さんはシラフでも凄い。
普通に椅子に座ってるこてちの上に乗り上げて来たり、鼻先にキスしてきたり(流石にこれは周りの人がぎょっとしてこてちに「今のなんだ?!」って聞いてこられた)、とにかくスキンシップが凄い。

そしてホモもビアンもノーマルもなんでも好き。
いわゆる雑食だ。

阿野さんがこてちが締めてたネクタイをぐいぐい引っぱりながら、「ほれ、こっちこい」って歩き出す。
やめてやめて、って引きずられるまま歩くこてちに、阿野さんは終止笑顔で、止めてくれる気配はひとかけらもない。もはやされるがままに阿野さんに着いて行く。

カフェにそのまま引っ張り込まれて、迎えてくれた店員さんがうちらの姿にちょっとびっくりするも、席に案内してくれる。

「ちょっとガッツリ食べるわ」
「ちょっとちゃうやん」とこてち。「ちょっとって量ちゃうやん」
「私からしたらあれがちょっとやけん。逆にこてちが食べなさすぎるんよ。逆に」
「逆に逆にで元に戻るね」
「くだらんw」

阿野さん二人分くらいなんか頼んで、こてちはコーヒーだけオーダー。店員さんが一礼して引っ込んでいく。

「またなんか出すの?」
「いや、そんなつもりじゃないけど、あれば描きたいって感じ」と阿野さんが言った。「というより萌えれたらなんでもいい」

阿野さんは絵を描くのである。
同人的なものも描くし、ただ絵を描いたりもする。

「うち別にネタになるような話ないww他をあたっておくれ」
「それはこっちが決めるからええんよ。とにかく最近なにしてた?」

阿野さんは一回決めると頑固だから、こうなるとお手上げである。まぁ、近状報告的な感じでなんかしゃべれかいいか。と、思うも、やばい死のうとして失敗したことしかない。
いやでも「死のうとしたけど失敗しちゃったぜ!」なんて何も萌えない。普通に引かれるだけだ。

「何もしてない…」
「しゃちょうさんは?」と阿野さん。「会ってないの?」
「半年くらい音沙汰なかったけど、また最近連絡取ってる」 
「へぇ〜。なんで?」

しゃちょうはアグレッシブなので、すぐ誰とでも仲良くなってしまう。と、言ってもなかなか心は開かないタイプなので、相手にもよるけど、趣味さえあえば結構、アグレッシブになる。
半年くらい連絡取らなかったのは、しゃちょうが違う趣味仲間を見つけてアグレシブってたのと、こてち自身が拗ねてたのと、 うちもうちでゲームに熱中していたからだ。

「小学生かww」と阿野さん爆笑。「で?しゃちょうさんから連絡くれたん?」
「うぬ」
「じゃあしゃちょうさんとの話してよwなんか、一週間くらい泊まりに行ってた時の話がいい」

長くなるので内容は割愛するけど、一人暮らししてたしゃちょうの家に一週間泊まりにいったことがある。その時の話を阿野さんに聞かせて、相手が満足してくれたのでほっと一安心。

「しゃちょうさんに会ってみたいわぁ」
「やだ」
「いっつもやだって言うけど、なんでさ」
「しゃちょうに会わせるのもいやだけど、しゃちょうに阿野さん会わせるのもいやだ。二人が仲良くなるのがいやだ。お互いうちと仲良くして欲しい」

ぶっはwwってまた阿野さんが爆笑した後、「愛されてるぅ〜」って髪の毛ぐしゃぐしゃされた。
自分でなんだこの理不尽な理由、って思って凄い恥ずかしくなった。





*bkm top clap#



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