気まぐれ散歩道
🎩くもはち
2018/01/05 11:05
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三文怪談作家の「くもはち」と、のっぺら坊の挿絵画家「むじな」の怪談コンビが明治を疾り、謎を明かす!


くもはち Kumohachi the true monsters story
著者名:大塚英志
出版者:角川書店
出版年月:2003.7
💴1,300円+税


『くもはち』は、大塚英志の民俗学者三部作の『北神伝綺』と『木島日記』の最後の一作で、ライトノベル感覚で軽く読める5編の短編からなる長編小説になっています。
実在した人物や事柄を上手く絡めていて面白いのでおすすめです(*´・ω-)b


■怪談と十五銭
くもはちとむじなの紀伊國坂での出会いで、一話目は小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)と夏目漱石が出てきます。

■河童と白足袋
グロテスクな所もありますが、気に入っている一話です。
こちらには佐々木喜善と柳田國男が出てきます。
むじな可愛いよ、むじな♪

■蒲団と私的理
ろくろ首のヒロイン!

■蜂蜜と外套(前篇)
■蜂蜜と外套(後篇)

話題:ホームズ・パロディ/パスティーシュ

タイトルだけで出てくる人物がわかるww
妖精事件を絡めてのお話し、コナン・ドイルと本田宗六(シャーロック・ホームズ)が出てきます。くもはちの正体も判明!

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こちらは大塚英志の『くもはち』をコミカライズしたものです。作画を山崎峰水さんが担当しています。山崎さんの描くむじなが可愛くて可愛くて♪(ノω`*)んふふ
西島大介さんの描くほっかむり姿のむじなも愛らしくて好きだけどね。
『メフィスト』2003年5月号から2005年1月号に連載されていた全6話の『くもはち。』はいつ書籍化になるのでしょうか?

■河童と白足袋

■蒲団と私的理

■一ツ目と白骨

■蜂蜜と外套(前篇)

■蜂蜜と外套(後篇)

一話だけ、小説でしか読めないものと漫画でしか読めないものが入っています。
漫画には「怪談と十五銭」がなくて、石川啄木と千里眼・御船千鶴子が出る「一ツ目と白骨」が・・・
あと、設定が少し違っていたりもしますが、上手く原作を損なわないように描かれていると思います。
できれば全一巻ではなく小説・漫画どちらでもいいからもう少し続いて欲しかったです。せめて全三巻ぐらいには(><)!

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