WOWOWでやってたので見てしまった。
とても久しぶりに見たのであんまり内容を覚えていなくて、新たな気持ちで楽しめた。
初めて見たのはむかーしむかし、友達に激しくオススメされてハードル上がりまくった状態で見たのでそこまで感動しなかったんだよね。
何かくらーいし生々しいしくらーくてね。
アンディーは絶対に自殺するんだと予想してたけどあそこまで引っ張って、アンディーもあそこまで耐えたのに自殺は無いわな。
だからラストの青い海に妙に感動して、BGMも相まって最後だけ泣いた記憶がある。

今になって改めて見てみると、何が云いたい映画なんだろう?
やっぱり希望を捨てないことの素晴しさなのかな?
捨てないというか持ち続けることの。
それとも友情の大切さ??
アンディーとレッドは、シャバでは絶対に出会うことがない人間なはずで
地獄のような環境下でもアンディーは自分を見失うことなく生きて、素晴らしい友達を得たことが唯一の救いだったみたいな。

1つ気になったのが。
自殺しちゃう老人ブルックスについて語った時にレッドが『俺はブルックスと同じさ』って言ったら仲間が『お前はブルックスとは違うよ』みたいなことを言うじゃん。
何かあれ引っ掛かるんだよなー。
ブルックスって仲間じゃなかったのか?
ブルックスがそう思ってただけで他の人はやたら絡んでくるじいさん程度だったのか?
あぁ、みんな長くいると外の世界が怖く感じるんだなということは共有してるはずなのに
レッドはちゃんと生きていけるはずだよみたいな言い方って逆にブルックスは塀の中で死すべきだったという意味なのかな。
いやどう見ても完全に浦島太郎状態だったからブルックスは刑務所で生涯を終えた方が幸せだったでしょうな。
でもレッドは違うって認識できることかね?
映画を見てる者にとったらレッドとブルックスが違うのは明らかだとわかるんだけど、そんなことが客観視できないほど環境に染まってしまうからこそ、
アンディーが自分の希望を信じ続けた強さが際立ってくると思うんだけど。
あの集団だけ外の世界とのコネクションがあるかのごとく視野が広い気がするのが違和感ある。
調達屋はやはり外の世界との融通がきくから他とはちょっと違うのか??
何かねぇ、腕っぷしを競うのとは勿論違う、マウンティング的なニュアンスと受け取ったんだよな。
というか囚人達はみんな『自分』を見失ってるはず、誰も物事を正しく捉えられる人なんていないはずって、私が思い込んでるだけなのかも。
何十年も刑務所で過ごしたことがないからわかりようがないか。

まぁトミーが気の毒だわ。