雨の日の車の乗り降り。


私が助手席から降りようとするとNさんは、
『ちょっと待ってて!』

傘をさしかけてくれる。


お店の入り口まで相合い傘だけど、
私が濡れないように気遣ってくれるから、

Nさんは半身びしょ濡れだ。


『濡れてるよ(;・д・)』

『オレは平気。』



車に乗る時は、

私を濡れないように助手席に乗せてから、
自分は傘をたたんだりしてるからまた濡れちゃってる。



先日のデートもどしゃ降りだったけれど、
私はこれっぽっちも濡れずにすんだ。




『Nさんて、意外と紳士よね。』


『紳士ではないけど…』


『あっ、ごめんなさい!
意外…って言っちゃった(^0^;)

ちゃんと紳士!』



『もう遅いよ( ̄∇ ̄)』


『いつも気遣ってくれるし〜』


『そうだね。

雨に濡れてメークが落ちたとかスネちゃったら大変だから( ̄∇ ̄)』



『…だね。笑』



Nさんの優しさは、
嫌みがなくて心地いい。



さりげなく手を引いてくれたり、
さりげなく傘をさしてくれたり、

さりげなく荷物を持ってくれたり。




そんなあなたの優しさに溺れてしまって、

抜け出せなくなってるよ。




甘やかした責任取ってよね。