待ち合わせ場所に行くと、

Nさんは既に運転席にスタンバっていた。



『おはよう!
今日からまた宜しくお願いします(*^^*)』



Nさんと、

そして初めましての車にご挨拶をして
助手席に腰掛けた。


『なんか、座るの勿体ないわ(^^;)』



『ぷくぷくさんに座ってもらうつもりで、
助手席は誰にも触れさせなかったんだから。』





Nさんが
ずっとずっと欲しいと言っていたレヴォーグは、

ちょい悪オヤジのNさんにはピッタリだわ。




『じゃ、行くね。』



Nさんは
車を走らせながら、

たくさん付いてる装備を説明してくれた。



『これがアイサイト。

でもオレ、今イチ信用してないんだよね(^^;)』





郊外の道を走りながら、

加速の具合や足回りを確かめる。


少年の顔をしてるNさん。




『あんまり車にのめり込むと、
隣のオバさんがヤキモチ妬いちゃうわよ。』



『大丈夫。
絶対離さないから(^-^)』



Nさんは、
つないでた手にギュッと力をこめた。




『いい買い物をしたわね。
とっても似合ってる。』




『ありがとう(^^)
また色んな所に付き合ってもらうよ。』




車は変わっても、


ふたりは変わらない?





ううん、 変わるよ。





もっともっと、 好きになるから。