家に荷物を置いてから、Nさんとの待ち合わせ場所に向かった。


『今夜ミーティングあるんだ。
ちょっと遅くなりそうだけど、大丈夫?』


『うん、慌てなくていいからね。』





Nさんとよく会う河川敷にある桜の木は、満開だった。

しばらくすると若干飛ばし気味の車が横着けしてきた。



『お待たせ! ごめんね(;・д・)』


『ううん…
私こそお疲れのところごめんなさい。

はい、これお土産!』



羽田で買ったお菓子を差し出した。




私がいない間のNさんは、
飛び石連休があったらしくて、

暇を持て余したんだけど、
結局庭先で洗車して、コンビニ行っただけ…

とか。

ほとんど引きこもり。笑



『退屈させちゃったね。
ごめ〜ん(^^;)』


『いいよ。 無事帰ってきてくれたから(^^)
ぷくぷくさんも疲れたんじゃない?』



こうして優しい笑顔で帰りを待っててくれる…



『次の休みは、
花見でも行こうか!』




『もう満開だから、次の休みには散ってるかもよ(´・_・`)』




『それなら山の方に行けばいいよ!

どこでも連れてってあげる(*^^*)』







けんちゃんの卒業祝いに用意した
イニシャル入りのボールペンは、

どうやら渡せそうにない。




それならそれで、いっか。





私は、

私のことを待っててくれるひとの所に
帰ればいい。