Nさんと一緒に、夕飯を食べに行く途中、

彼のスマホが鳴った。



『ちょっと待ってて。』

Nさんが電話に出たから、隣で静かにしてた。



彼の耳元から、
電話の向こうの女性の声がもれてきた。




(誰だろ…)




わりとハッキリした物言いの女性の声。

Nさんはすごく親しそうに、

そしてとっても嬉しそうに話してる。




(そんな仲のいい女友達 いたっけ?

もしかして、前の奥さん?)



隣にいて、何だかドキドキしながら電話が終わるのを待ってた。




『じゃあ、またね〜!』






誰? とか聞いたら、詮索してるみたいでやだな…

でもホントに誰だろう(´-ω-`) 










『ごめんごめん!

娘だった(^◇^;)』









……ぁ、




( ̄∇ ̄;)



そっか。