けんちゃんと訪れた 人気のケーキ屋さんのドアのそばに、

小さなベンチがあって、


子供が退屈しないようにだろう。
絵本が置いてあった。





『あのね、サンタの国ではね』






『あっ!
この絵本、ボク持ってましたよ(^-^)』



『ほんと?

家にもあったわよ!』




かれこれもう20数年前だろうか。

息子の『けんちゃん』に
その絵本を読み聞かせしてた同じ頃、



けんちゃんもお母さんに
同じ絵本を読んでもらってた。





20代だった私は、

絵本片手に母親におねだりする子供と、まさか恋におちるなんて…


これっぽっちも考えられなかったはず。



なんか、
複雑な気分。