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見るわけないでしょ。

ドライブの途中、
珍しく港に入って行ったNさん。


『何かあるの?』


『ううん、何となく…
若い頃はよく来てたから。』


夕方の寂れた港は

岸壁で釣りをしてるオジさんがいたりして、
ちょっとのんびりした風景。


車を止めてNさんが外に出た。


まだ少し暑いのに、
なんで外に出るんだろ…?


私も渋々車から降りた。



『あ、ちょっとだけ風が気持ちいいね。』




『…… やっぱり気付かない( ̄∇ ̄)』



Nさんが意味深なことを言ってる。


『ほら、ここ!』



愛車の足もとを指した。




『ホイール買っちゃった(^^;)』




『あっっ! ホントだ(^0^;)
いつの間に…』



『さっき迎えに行った時に、わざわざ見えるように止めたのに気付かないんだもん。笑』



Nさんは、
私に買い替えたホイールを見せたくてわざわざ車から降りたんだ。
しかもタイヤまで替えてるし。


『もう何もイジらないから(^^;)
これで満足!』




最近スポイラーをつけて、
車内にもシートをカッティングしたりして色々細工をしてた。
まるで職人。


車を買ってから、
地味にイジりまくってるNさん。


足もとは、しばらくガマンする…なんて言ってたのに、
ガマンできなかったのね( ̄∇ ̄)




あなたの車バカは、
今に始まったことじゃないから許すわ。



でもね、
私に気付けって言う方が無理よ。


だって、
あなたが迎えに来てくれたことが嬉しくて、
早く助手席に座りたいんだもの。
タイヤまで見るわけないでしょ?



車の色が変わってない限り気付かないわよ。

熟成

今日はせっかくNさんと休みが一緒だったのに、

以前より友達と講演会に行く約束をしていた私。


講演会の内容はよかったけれど、
約束しなければよかったな〜って。



それでも
夕方 講演会が終わる時間に、
Nさんが会場まで迎えに来てくれたから、
少し会うことができた。。


数時間しか一緒にいられないから、
初めて行くお店で食事をして、

海に行ったり、
夜景が見える場所まで上ったりと、
ドライブをしながらお喋り。


途中 車を止めてイチャイチャしてたら、
『次はいつ会える?』

『しばらく休みが合わないみたいよ(´・_・`)
何だかもどかしいね。』


気分が盛り上がって、
ラブホに行くことになってしまった。



『それだけのために行くのは気が引けるけどな…』

『私はそれだけのために行ってもいいよ。』




お風呂上がりに、
飲み物とスイーツを注文。

イチャイチャしてるところにルームサービス。



『どーする? 先に食べる?』

『Nさんが食べたい方をどーぞ(^-^)』


『じゃあ、こっちで…』



ベッドに押し倒された。


『賞味期限の早い物から頂くとする( ̄∇ ̄)』



『やだ〜!
もうずいぶんイタミが進んでるわよ。笑』



『じゃ、早く食べなきゃ…』



Nさんが、重なってきた。

会えなくても…

実家に戻ってから、
かれこれ2ヶ月近くが経つ。


Nさんと会う機会はグッと減って、
正直、帰ってきたことを後悔することもある。


お互い『仕方ないね』って言ってるけれど、
本当はとてももどかしい思いをしてる。




一緒に過ごす時間が減った分、

電話で話す時間が増えた。




仕事が終わると
ラインでお互いの様子を探る。


勤務が上がると
必ずNさんから電話をかけてくれる。




今日忙しかった?
夜はずいぶん涼しくなったね。
コスモス祭りやってたよ。
今日 会社の〇〇さんが美味しいお店を教えてくれたの!



内容なんてたいしたことはない。

Nさんの優しい声を聞いてるだけで心地いい。



 

でもやっぱり…  


会いたいよ。



褒め言葉

仕事帰りに、
Nさんと夕飯を食べることにした。



『何が食べたい?』


『えっとね、
ハンバーグか回転寿司!

ご飯とスイーツ両方食べたいの(^-^)』



『自動的に、
びっくりド〇キーか ス〇ローになっちゃうな( ̄∇ ̄)』



ひと通りお寿司を食べて、
シメのスイーツを注文した。



『ホントに幸せそうに食べるよね(^^;)』


そろそろお開きにしようとした時に
Nさんが手洗いに立った。



退屈だから注文画面見てたら、
もう1個スイーツが食べたくなっちゃって、

ポチってしまった( ̄∇ ̄)




手洗いから戻ったNさん、

『会計しようか。』



『ぁ、… ちょっと待って( ̄∇ ̄;)』



『ん…?

あっっ! まさか(^0^;)』



注文履歴の所をタッチされた。



『やだ〜、バレちゃった?笑
なんでわかったの?』



『目が泳いでたからね。 わかるよ(▼∀▼)

それにしても、スイーツ2個いくとはね…笑』



Nさんはお腹を抱えて笑ってる。

自分が席を立ってる間に、
こっそりスイーツを注文したりして。

大人に隠れてイタズラしてる子供みたいだと…




『いや〜、
本日も面白かった( ̄∇ ̄)』




〜面白い…

Nさんの褒め言葉だ。




カワイイとか、ステキだとか、
そういうことは一切言わない。



私を褒めてくれる時は、

『面白い』。



ま、
『つまんない』より
ずっといいか。


いつか来た場所

インター目指して車を走らせたNさん。


『どっちの方向に行こうか。』


『じゃ、あっち!』



ハンドルを握るNさんはご機嫌だ。
加速の具合を確かめるように…




あてもなく、テキトーなインターで降りた。

『この辺り、来たことあるわね。
確か…讃岐うどんを食べに来たっけ。』


『ロープウェイでも乗りに行く?』


『うん、乗りたい!(・∀・)』



結構な距離のロープウェイに乗り、
山頂のお寺を目指した。
ステキな見晴らし。

雲海が下に見える。

とても涼しくて、肌寒いくらいだ。
下界の暑さがウソみたい。


山の上のお寺はとても静かで、
空気が凜としていた。



実は数年前に、
けんちゃんと来たことがある。

その時は私の車で山頂まで来た。



同じ場所を、
Nさんと手をつないで歩く。




『ここのロープウェイ、すごいね!
連れてきてくれてありがとう(^-^)』




またひとつ、
思い出が塗り替えられた。