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愛車の思い出

Nさんの新しい車がそろそろ仕上がる。


彼の車は
息子さんのものとなり、

息子さんの車を下取りに出すこととなった。



昨日のデートで乗ったのは、
息子さんの乗ってた車。




『あれ? 車は?』


『なかなか息子と休みが合わないから、
急遽取っ替えて来たよ。
今日はこれで勘弁して(^^;)』


ちょっぴり若者仕様のカッコいい車だ。




『運転手がNさんなら、何でもいいのよ。』




足回りの硬いNさんの車と比べたら、

少し柔らかい息子さんの車。


私が乗り物酔いしないかと、
Nさんは心配している。




『でも、ちょっと残念…

お世話になったから、車にちゃんと御礼が言いたかったわ。』




『そうだね。
二人でいっぱい乗ったもんね。

頑張ってくれたよ。


でも、車なら息子の所にあるから( ̄∇ ̄)』




あの車を買う前に、

二人でディーラー巡りをした。

まだ友達だった頃。





『知ってる?

最初に遠乗りしたのは、
ぷくぷくさんと しまなみ海道行った時だよ。』




『えっ?  そうなの?(;・д・)』




『うん、

買ったばかりで、どこかにドライブ行こうってなって〜。


だから最初と最後はぷくぷくさんとのドライブってことになる。』





そっか…

Nさんの愛車は、
私たちのことを全部見てきたのね。


秘密にしてるコトまでも…





次のデートは、


新しい車になりそうです。










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