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魔法使い未満

少し 母のことを書こう。




過去記事を読み返してみたら、
友達限定にしてあった。





一昨年秋、
都内で大手術をした。


わざわざ地方から出向いて行ったのは、
症例の少ない病気だったためだ。




今回は、
地元の病院での手術。




今日、
手術の説明を受けるために病院に行ったのだけれど、


術前の処置だけで、

既に母の体はダメージを受けてぐったりだ。




こんなに弱っちゃって、
長い手術に耐えられるのだろうか?




苦しんでる母を前にして、
為す術もなくて情けなかった。



ふとNさんが言ってたことを思い出し、
母の背中や腰をさすってみた。




『ぷくぷくさんの手は、
あったかくて気持ちいいね。

何だか眠くなる(^^;)』






ちょうど手が温かい。



『どう? お母さん。

少しは楽?』



母が小さく頷いたので、
しばらくそうしていた。



長くさすっていると、

疲れるだろうからもういい…と母が遠慮する。




『大丈夫よ。』




子供の頃のことを思い出していた。



お腹が痛い時、

熱を出した時、


私が覚えてるよりずっとずっとたくさん、
母はこうしてさすってくれたはず。



母の手は、魔法の手だった。





お母さん、ごめんね。

私は、
まだ魔法が使えないみたい。

病院にて

母が入院した。


私は検査待ちで時間を潰していたのだけれど、

偶然同じ病院で、
Nさんのお母さまも今日が診察日だということで、
彼は今日お母さまの運転手。



診察を待つ間、

近くのコンビニの駐車場で少し話をした。




『会えてよかった(^-^)』



ちょっと不謹慎な気もするが…





本当は、
今度また温泉旅行に行こう!

と予定を立てて、
Nさんも休みを取ってくれてたのだけれど、

私の母が手術をすることになったので、
遠出は控えることにした。




Nさんの車でお喋りをしてたら、

彼のスマホが鳴った。




お母さまから、
診察が終わったとの連絡。



私の周りには
ぶっきらぼうな息子さんたちが多いけど、

Nさんはお母さまにも優しく話す。





『ごめん、終わったって。

ん〜……』




『うん、なあに?』




『chu〜しようと思ったけど、
ちょっと人が多いな( ̄∇ ̄)』




『昨日いっぱいしてもらったからいいよ(^-^)』





短いデートは終わった。

常連

先週、

Nさんと二人で通ってるうどん屋さんに、
今年初めてお伺いした。


店に入ると
若い大将たちの元気な声が響く。




『ぃらっしゃいませぇ〜!

今年も宜しくお願いします(^o^)』



もうすっかり顔馴染みになっちゃって、
こんな挨拶をされちゃった。

今年も通わなきゃいけないじゃないの( ̄∇ ̄)



そんなわけで、
今日もうどんを食べに行った。


『いつもありがとうございます!』
と、うどんを盛ってくれる。






やっぱり美味しい。
モチモチの麺がたまらない。


納得のいく『ダシ』が作れなかったと、
臨時休業にしてしまったこともある大将のこだわり。




讃岐うどんの名店と称される店は
掃いて捨てるほどある。

つい最近まで、
二人でうどん屋巡りをしていたけれど、

それも、
そろそろやめようということになった。



好きなうどんにたどり着いたから。


顔も、
覚えられちゃったしね。




大将には言えないけれど、


ここのうどんを食べた後は
必ずラブホに行く。


何故なら通り道だから…




美味しいうどんに
パワーもらってます。笑






今夜は、
スーパームーンだったのね。



キレイなお月様を、
Nさんと二人で見られて良かった。




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