次のデート。

Nさんの会社に、
お客さんとして訪れた。


事務員の女性と談笑して、
用事を済ませて外に出ると、

敷地の端の喫煙所に Nさんの姿が。



近寄って話をしたかったけれど、
手前に搬入のトラックがいて、

何だか行きにくかったから
そのまま帰った。




すぐにNさんから電話がかかってきて、

『あれ?
もう帰っちゃった?』



『うん、
トラック来てたし、
お邪魔になると思って…』




『別に良かったのに〜。

それでね、16日なんだけど…』





先月の広島旅を終えてから、
ちっとも休みが合わなくて、

しばらくデートもしていない。
(厳密に言うと、
私がスネたから 一度デートが流れた。笑)


仕事帰りに少し会うだけで。





16日は、
紅葉を見に行く約束だ。




『オレ、15日も休みなんだ。
だから、ぷくぷくさん仕事終わったら
そのまま泊まりに行かない?』





珍しい。

Nさんが泊まりに行こうって誘ってくれるなんて。



当然、断る理由はない。





これから年末にかけて、

Nさんも私も、仕事が一番忙しい時期に入る。




もうスネたりしないで、

貴重な時間を二人で過ごそう。






そして明日は
彼がお昼上がりなので、

半日デート。






恥じらい

車の中で、 

何度も何度もkissをした。



『ごめん。 こんな時間…

そろそろ帰ろうか。』




そう言ったあと、
また長い長いkissが始まる。





『今日はもう、100回くらいしたかな?』




『Nさん、知ってる?

100回になるとリセットされて、
ゼロに戻るのよ。

だから〜、 初めからやり直し(*^^*)』







くっついては離れ、
離れてはまたくっついて…






『なぁに?』


『ううん、見てるだけ。』





すごい至近距離で、
Nさんに見つめられてる。



何だか恥ずかしくて、
暗いからバレてないけど
私の顔はきっと真っ赤だ。



Nさん、
いつもとちょっと違うんだもん…




穴が開くほど見つめられては、
唇を塞がれる。



マジメな顔で
『帰したくない』

なんて…



やだ、
キュンキュンしちゃうじゃない。



別に泊めてくれてもいいのよ。







好きなひとの前で
何が一番恥ずかしいかって?




スッピンでいることでも、

裸体をさらすことでもなくて、




見つめられることが、
一番恥ずかしいって気付いた。






頑張って見つめ返してみたけれど、

恥ずかしさに耐えられなくなって目をそらした。







よかった…



まだ恥じらいが残ってて。



後味もらいます。

車の中で、

Nさんと一緒にドーナツを頬張った。


『おいひ〜ね!(≧∇≦)』




食べ終わってからNさんが、

『ちょっとこっち向いて!』



右を向くと急に kissされた。



『んんーーーーっ!』



口の周りにドーナツのシュガーが付いてるから
拭き取りたかったのに…



引き離そうとジタバタするけど、
Nさんは力を緩めない。




しばらくディープな『それ』をされて、
やっと離してもらえた。



『やだーっ!
ドーナツ付いてたでしょ(;・д・)』



『うん、甘かった(^-^)

まだ後味を楽しみたかったんだろうけど、
オレがぜ〜んぶ舐めちゃった!
残念でした〜( ̄∇ ̄)』






『もぉ〜っ!(*`Д´*)』




お茶目なNさんの行動に、
ちょっと可笑しくなった。




イタズラなkissの後に
ちゃんと……



なぁんて。笑








旅のお話・福山 鞆の浦編

その日泊まるホテルにチェックインしてから、
夕飯を食べるお店を探した。


近くに良さそうな居酒屋さんがあったので訪ねてみたら満席。


『カウンターの端っこでもいいですか?』


いえいえ、むしろ端っこの方が好きですから。



アットホームな小さな居酒屋さんだけど、

大将や女将さんがとても感じがいい。


周りを見るとオジさんばかり。



『ここ、絶対美味しいわよ。
ほら、お客さん オジさんしかいない(^^;)』




混んでたから
料理が出てくるのに時間がかかってしまって、
とても申し訳なさそうにされてたけど、


『大丈夫ですよ。
私たち、時間はたっぷりありますし、
とても美味しいんですもの。
待たせて頂きますよ(*^^*)』




大将の仕事ぶりを見学しながら、
Nさんとのお喋りを楽しんでいたから、

待ってる間も楽しめた。



前の晩のお好み焼きが失敗だったからね、
その分よけい感動した。



『また来たいお店が増えちゃった!
困ったね(^^;)』

ほろ酔い気分でお店を出た。






翌日は、

鞆の浦を散策。


海は地元でも見慣れてるんだけど、

とても風情があってステキな場所だった。



映画の撮影なんかに使われるのもわかるな〜。


Nさんと歩くから、
意味があるのかも知れないけど。



皆さんも是非行ってみてくださいね。






3日間の広島旅はこれでおしまい。




次はどこに行く?

って、

さっそく旅の計画を…というか、
妄想をしてる。




楽しい思い出は、
まだまだ増えそうだ。


もっと好き。

今日は、
Nさんより先に仕事が終わった。


彼に
差し入れをしようとミスドを買った。



『Nさん、
私もう上がったよ!』



『はやっっ!
オレも急いで終わらせるよ。』



いつもの場所で
Nさんの隣に乗り込む。




『お疲れ〜!  待った?』


いつもの明るい調子に、
謝るタイミングを逃してしまった。


何ごともなかったかのように、
二人で笑いながらお喋りの時間が流れていく。




不意にNさんが、

私の背中に腕を回してきた。



Nさんに身体を預けながら、

彼の喉元で呟いた。



『こないだは、ごめんなさい。』


『いや、オレがちゃんとしてなかったから…
ごめんなさい。』



ごめんなさいの言いっこをして、
可笑しくなった。


『やっぱり仲良しがいいわ。』








『面倒くさい女って思ったでしょ?』


『そんなことないよ。』



『これからも
もっと面倒くさいことがあると思うけど、
慣れてちょうだいね。』




『はいはい( ̄∇ ̄)』





今夜は、
なかなか離してもらえなかった。

私も、離してほしくなかったから…



車の中というシチュエーションがもどかしい。




次のデートまで頑張ろう。


そう約束して別れた。



今回のことも、


きっと後々笑い話になるだろう。





そして私は、

もっともっとNさんのことが好きになる。
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