昨年 母が手術して以来、
久しぶりに母娘でショッピングを楽しんだ。
しばらくパーマやカラーリングをしていないので、母は髪を気にしていて、
デパートに入るとまず帽子売場でステキな帽子を買った。
ハッキリとした色目の帽子に、
春らしい色のシャツ。
大好きなお香や化粧品も一通り購入して、
母の顔は明るさを取り戻したように思う。
荷物持ちをしてる私に母は、
『重いでしょ。
お母さんもひとつ持つわ。』
たくさん買い物し過ぎて、
私の肩に食い込むぐらい荷物はあったけれど、
そんなのどうってことないよ。
途中から父も合流して、
三人でランチをとった。
母も少しずつだけど食欲が出てきたようで安心。
買い物が苦手な父が、
『おっ、このシャツいいな。』
珍しく気に入ったものがあったようなので、
私からのプレゼントとした。
『お母さんのお世話 頑張ってるからプレゼントするわ。
ちゃんと着てね!』
母が疲れるといけないので、
そのあたりで解散。
両親を見送ってからスマホを見ると、
Nさんからラインがきていた。
『オレの用事は終わったから。
手が空いたら連絡ちょうだい!』
デパートで買ったお菓子を持って、
待ち合わせ場所に向かった。