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レールの上

仲良くなってすぐ、
たぶん少しNさんのことが好きだった。

でも当時私はまだ人妻だったから…
きっと気持ちを閉じこめていたんだね。
お互い…



それから数年間、
同じ営業所の同僚として、

後輩たちも交えて食事に行ったり
ボウリング行ったり、

河原にバーベキュー行ったりした。


仕事で外回りから帰ると、
いつも私のデスクの2番目の引き出しを物色に来る。
お菓子が入ってるから…




私が独身だったら、

この頃 男女の仲になったのかな…


って、
タラレバの話。




実はこの頃、

Nさんには
前にいた営業所の女の子と噂があって。
本当のところはわからない。

お局様方が噂してたことだし…





こうして数年、
いいお友達としての関係が続いた。




ある時、

オンラインゲームが仲間うちで流行りだして、
私もNさんに誘われた。



奇しくも、

このゲームで
私はけんちゃんと出逢うこととなる。



ちょっと気になってたNさんにすすめられたのがキッカケで、

けんちゃんと恋に落ちて、


7年間も関係が続いて、


別れたらNさんに拾われて…





なんか、
皮肉な話じゃない?





もしかして、

このレールは始めから敷かれてたのかも。



って、
今さら思う。


出逢い

私が前の会社に勤めていた頃。

もうどれくらい前なのかハッキリ覚えていないけれど、
たぶん10年ほど前。

Nさんが他の営業所から異動でやってきた。


社員ナンバーで、結構なベテランさんだということは分かったけど、
初めは年齢も人柄も当然わからない。


仕事の合間に少しお喋りをした時に、
『ぷくぷくさん、何年生まれ?』

と聞かれたので答えたら、
同級生だということが判明した。


『オレは○○高校なんだけど。』

『私は○△高校よ。』

共通の友達がいることもわかって、

そこから、
何か話が合うな〜って感じで、
親しくなっていった。


Nさんはすぐに周りと打ち解けて、
営業の経験も長いとあって、
お喋り上手だし、場を和ませるし、
仕事の要領もよくて、
みんなからも慕われていた。


出逢ってまだ間もないのに、

ある日Nさんから頼み事をされた。


『ぷくぷくさん、
女性用の、あったかい靴下買ってきてくれないかな。』

『女性用の靴下?(。・・)』


『うん、
うちのお袋が体調崩してて買い物行けないからって、
冬用の靴下買ってきてって頼まれたんだけど〜…

オレ、どんなのがいいかわかんなくてさ(^^;)』



『あぁ、そんなこと?

いいよ(^^ ) どんなのがいいの?』


『あったかくて、おばさんが喜びそうなの。
お任せするから。』


と、お金を渡されたので、
買い物ついでにポカポカ靴下を買ってきた。



しばらくして、
Nさんの歓迎会だったか、飲み会があって

2次会のカラオケに行った時、
Nさんが私の隣に来た。


とても歌が上手で、
聞き惚れてしまったことを覚えてる。

その時、
Nさんは私に寄りかかってベッタリだった。


ずいぶん酔ってるのかな? と、
私もそのままにしてあげたんだけど、

私のファンだと豪語するおじ様達が、
『ぷくぷくさんの隣はオレが座るんだ!』

と、
ワチャワチャなって盛り上がった。



本当は私も、

Nさんの隣がよかったんだけど。

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