頬に冷たい物を感じて目が覚めた。
なんだろ…?
『やだ(^^;)
けんちゃん、よだれ…』
kissをしながら寝たもんだから、
私の頬に
けんちゃんの頬が重なって、
けんちゃんの垂れたよだれが『冷たい物』の正体だった( ̄∇ ̄)
この日のけんちゃんは、
kissとか、抱きしめたりはするんだけど、
何故かちっともその先に行かなくて…
機嫌でも悪いのか、
それとも このおばさんに飽きちゃった?
ショックを最小限にするために、
良からぬことばかり想像してみた。
それでもいつもと同じ
温かいし、気持ち伝わってくるし…
だけど何だか戸惑ってて、
まるで 初めて抱かれた時みたいに。
後で分かったのだけれど、
疲れてる私に、
無理に体を求めることが出来ずに
けんちゃんはガマンしていたのだとか…
私は、
けんちゃんのそういう所が好き。
ううん、
そういう所も 好き。
昨夜の仕事帰り。
まっすぐ帰るつもりだったけど、
『ねーさん疲れてるでしょ?
僕のクリニックに寄って治療受けてください。』
けんちゃんクリニック?(。・・)
怪しげなクリニックだな…
けんちゃんの目には私が ひどく疲れて映ったのか、
突然私の背後に回り 肩を揉んでくれた。
なんだか、
息子がお母さんの肩揉みしてるみたい…(^^;)
けんちゃんも疲れてるだろうに、
私の岩のような肩が柔らかくなるまでほぐしてくれた。
『ねーさん、
ここに寝てください!』
今度はベッドに寝かされて、
背中から足の裏まで揉みほぐしてくれた。
全身ガチガチなので、触られただけで悲鳴をあげそうになるのだけれど、
その痛気持ちいいこと!
私の冷たいふくらはぎを
けんちゃんの温かい手で撫でてもらうだけで
『ふゃ〜(*´▽`*)』
ってなる。
そこら辺のマッサージに行くより全然いい。
どこかで習得してきたのかな…
ずいぶん長くマッサージしてくれて、
私は冷凍マグロのように横たわったまま…
『動きたくない( ̄∇ ̄)』
するとけんちゃんは隣に添い寝して、
ギュッと抱きしめてくれた。
そして
痛み止めのchu〜をしてくれてる最中、
私はそのまま眠りに落ちたみたいだ。