学会控えたけんちゃんに
会いたいが言えなくて悶々としてたら、
けんちゃんの方からお誘いがきた。
『今日は大学行かないから来てください!』
『でも〜発表の準備は?』
『だいたい出来てますから。
それに、
会って充電しないと頑張れない(´・_・`)』
けんちゃんの部屋に行くと、
デスクのパソコンまわりに英語の論文が散乱してて、
手に取ってみたものの、全て専門用語だからさっぱりわかんない。
けんちゃんて、すごいなぁ…
分厚い論文とかもよく目にするんだけど、
そんな時に思うのよね。
私って、無力(´・_・`)
けんちゃんのお手伝いなんて何ひとつできないし、
たまにご飯作るとか、
洗濯物たたむとか。
でもけんちゃんは、
私のこと必要だ、って言ってくれる。
私のおかげで卒業できたとか、論文書けたとか。
私がいなくても、けんちゃんは自分のことはちゃんとすると思うけど。
私に会って、クンクンしたり
ギュウしたり、触れたりすることが
やる気につながるんだって。
ちょっとは、
貢献できてるかしら?
そばにいることしか できないけれど…