いま

家族よりレンをとった私
いまだ迷惑をかけながら中途半端に生きてる
両親にはとても心配されてるけど、忠告を聞かない私に半ば疲れているよう
申し訳ないけど私は現状を維持するのに精一杯で、何かを変えようなんて思ってない
レンに染まりきれない自分に苛立つ
いっそ洗脳されてしまえば善悪の基準だって変わるのに、自分を捨てきれない、捨てたくないと思ってるあたりまだ悪足掻きをしてると思う
会社の同年代の人の、飲み会に行ったとか欲しいものを買ったとか旅行に行ったとか、普通の若者がするような話を聞くと正直羨ましくて、胸が苦しくなる
私はなんで出来ないんだろう
レンを選んだからだ
そう思うとレンが憎くなったりする
でもそんなのただの八つ当たりで、自分で選んだのだから自業自得なんだ
欲を捨てきれない自分に嫌気が差す
もう悟りを開くために僧侶にでもなろうか
結局死にきれないんだから
どうにかして変わって行かないといけないのは分かってるけど
変化も終わりも新しきも全部怖くてなにも出来ない
私はいつ死ねるんだろ?
全然、簡単じゃないな。