浮き沈み

やっぱレンは分からない。
私は週末、毎週のように地元に逃げ帰ってる。
昨日も地元に帰るために電車に揺られていたら、レンがメールで「寂しいから帰ってきなよ〜(笑)」と言ってきた。
レンには帰ることを内緒にしていたから、「しょーがないからレンに会いに行く〜^^」と返して、会ってきた。
…毎週帰ってるなんてカッコ悪くて言えない。
夜10時頃に会って、家に行ってじゃれて遊んだ。
レン「ほんとに俺に会いに帰ってきたの?(笑)」
私「うん♪」
レン「えぇーっ(笑)まじで!?重いわぁ…」
私「…でも明日美容院行くから、それも兼ねて」
レン「あ、なんだぁ、だったらいいけど」
重いなんて聞きたくなかったのよ。
そう言ったら嬉しいかなぁと思ったけど、帰ってきたのは聞きたくなかった言葉だった。
機嫌とりなんてすんじゃなかった。
そんなに気にしないけどね。
レンにとって私はそんな重要じゃないことは知ってるから。
そのまま泊まって、昼まで寝て、ちょっと掃除して、出前とってご飯食べて、セックスして、テレビ観て、横になって話して、レンのバイトの時間になったから家まで送ってもらった。
レンはそんなに性欲旺盛じゃないらしく、一日一回出来ればいい感じだ。
いつも正常位以外しないんだけど今日は横にされて奥がんがん突かれた。
奥好きだからきもちよかった…。
バイト前にごろごろしながら話してる時に、「俺に彼女できてもこーやって会えばいいじゃん。あっ、えっちはしないけどね?(笑)」とレンが言ってきた。
前も言われたけど、私が彼女だったらそんな彼氏いやだ。
レン「でも俺、彼女ほしいけど、まだ大事にできないと思うから彼女つくっちゃいけない気もするんだよねー。まず出会いがないし!」
出会いなんて、バイト新しく始めるみたいだし分からないじゃない。
あ、レンが私の手の甲にボールペンで落書きをした。
桜のマークとLoveって描いた。レンはタトゥーのデザインをするのが好きだから気まぐれで描いたんだろうけど、Loveって、おい。
勘違いしちゃうから描くな!
怖くて訊けないんだ。
自分のことをどう思ってるか、とか、どんな存在だとか。
怖い。