変わりたいんだもう、疲れたから、このままの自分に疲れたから。
ふとした瞬間に絶望して、泣いて喚いて、死にたい死にたいって、苦しいから。
何年も連れ添った自分に、もうさよならしたい。
でも変わるのって難しくてさ、中学生の春、初めてリストカットした私が切ない目で私を見てるんだ。
見捨てるの?って。
私は私を助けたかった、この世で私をわかってくれるのは、私だけだから。
こうやって自分ばかりに目を向けて、外の世界が分からなくなって、いつしか変わるチャンスも、差し伸べられた手すら見えなくなって、苦しいまま夏になって、季節は確実に私を置いていった。
離れていった人もたくさんいる。
私も、もうあなたと連れ添うの疲れたから、やめたいんだ。
どんなにしがみ付かれても、泣き喚かれても、私、もう一人で立ち上がりたいから。
死ぬ死ぬって言ってる自分にさよならしたいから。
本当に疲れたんだよ、このままじゃ私本当に死んじゃうから、ここで、この病院にあなたを置いていくよ、だからここで、さよなら。