★話題:今 隣で寝てます
さて、会いにきました。
昨日会ったときは珍しくすぐに布団に入ったので、
猫のように体を丸めたCさんを抱きすくめて、
背中をとんとんしたり頭を撫でたりしていた。
はじめは布団のなかからすすり泣く声が聞こえていたけど、次第に寝息に変わってひとまず安心。
理由を聞きたかったけれども
踏み込んでいいかよくわからなくて、自分から話してくれたらいいなあと思っていたら、起きてから教えてくれました。
そして、今日。
昨日とおなじ件で、疲れきっているみたい。
最悪店を辞めるかもしれないそうな。
『情けないっておもう?』
「ううん、おもわんよ」
『……情けないって、言ってよ……』
ここでその一言を言えるのが、強い女なんだろうか?
相手を成長させる女なんだろうか?
わたしはCさんの夢を叶えてほしいとおもっている。
もし叶わなくても、わたしは離れない。
頭を下げて必死でいまの店にもう少し留まっても、
これを機に自分の店を開くことに本腰をいれても、
いっそのこと昼職に就いたとしても、
そのどれでも一緒にいたいとおもっている。
でもこれって、よくないのかな。
本当に夢を叶えてほしいとおもうなら、やっぱりただ受け入れるだけじゃなくて、「情けない」の一言でも言ったほうがよかったのかな。
珍しく二日連続で、わたしの腕の中でCさんが眠っています。
大切に大切に寄り添っていきたい。