軽軽しい日記 体重は重いが


二章 大海魔(クラーゲン)出現 6
 2018.11.13 04:00

テンリー 空鯨へ脱出

そして 弾を抱えた早兎 瞬間移動しようとしたまさにその瞬間

強烈な思念が二人を捉えました

「人類とやら 我の邪魔立てをするではない 我は ガイア この星の意思也 この星に巣食う害虫を排除するため 生まれてきたもの也 」と 二人の頭へ

いや 違う

空鯨に乗船中の人々全てに

その思念は流れ込んで来ました

ヒューズ老が 一瞬 息を飲むもすぐに「ガイア 地球かぁ? まさか 我ら人類を滅ぼすと言うのか?」と 頭で聞き返せば

「お前たちは我が体(星)を蝕み汚すだけの存在 だから消滅させるだけだ 今は我が力を試している時 そうだなお前たちの時間で二ヶ月で浄化を終了する すぐにこの星を去れ 繰り返す 猶予はあと二ヶ月だ」と言うや

忽然と

きのこ状の雲が 一挙に滝のように 南極大陸へと流れ落ちては消えて行きました。


その情景を目の前に 弾と早兎

呆然自失

空鯨へ帰還することなく

宙に浮かんだまま

そこへ 猪頭艦長より「二人とも 空鯨へ戻れ これより 緊急対策会議の招集する」と命令があり

二人唖然としたまま なんとか 空鯨の艦内へとテレポートして戻って来ました

そこで

今の事態を重く見た 艦内の人々は 

ここでの情報の開示をせぬこととして

そのまま アースクルーの本部へと移動 管理下に置かれることになり

また 国連の上層部となる 世界人類メンバーへと

緊急連絡 そこから 世界政府大統領 首相 そして各担当大臣も招集されました






  0


prev next

bookmark top

-エムブロ-