軽軽しい日記 体重は重いが


最終章 芸の道。恋の行方はケ.セラ.セラ 18
 2018.9.23 04:02

そして震災後一週間が過ぎて 美々ちゃん 眠れぬ夜を過ごし 発熱しては 寝込んでしまい

一方 ゲジマユ一家の衆の探索 そして 一日中 走り回る 転倒少年

楽々座の面々も このままでは 生活も成り立たず 

関西へと 野々村座主が 行かせることにしては 

まだ余震のある 帝都を離れて行くものも 増えてきては

お寺の庫裏にて 横になっていた 美々ちゃんの枕元へ 

すいーっと 何かが投げ込まれました

さて 一日中 走り回って 戻って来た転倒少年 

美々ちゃんの様子を見にきては その投げ込まれたものを見つけて
うひゃー 

驚きの声をあげては

寝床にいる美々ちゃんを叩き起こします

その騒ぎを聞き付けた 野々村座主 それに ちょうど 戻って来た 毒島氏も何事かと 駆けつけてきて 

庫裏にて 皆 転倒少年の手に持つものを見て 驚きの声を!

その右手には なんと 横転さんの扇が そして 何やら書かれた手紙が添えてありました

字の読めぬ転倒少年 扇を見て 飛び起きた美々ちゃんへと手紙を渡せば

「楽々座の面々へ 扇亭横転は 上野の不忍池近くにて手当てを受けている」と書かれていて

皆 大喜び すぐに 転倒少年と たまたま すぐ近くまで来ていた ゲジマユが 同行することになり 上野の不忍池へと 飛んでいくことになりました

美々ちゃんも泣いて行きたがるも ここは体の事もあるので待っているように。。。。はてさて 横転師匠 手当てとありますが いかなる状態なのでしょうか?







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