軽軽しい日記 体重は重いが


第二章 どっちもこっちも恋敵(らいばる)登場 8
 2017.12.8 04:00

さてと 騒ぎも 静まり 野次馬連は いなくなり

横転師匠 少年を掏り そして 美々ちゃん 三名

ほとほとと瓢箪池の畔を歩いては 六区の賑やかな 辺りへと進むと

交番を見つけた 少年 「ほら おいらをつき出すんだろう いいぜ」と なんとも虚勢を張った物言いで言うのを 

横転師匠 「それよかよ〜 お前ら腹減ってねえか?なんか食いに行こうぜ」と意外な提案に 少年 不審な顔をするも

横の美々ちゃんが「そうだねえ もう今からじゃ 十二階暗くてつまんないだろうしねぇ」と言った途端 グーっと誰かのお腹が鳴っては

「あっ お姉ちゃん」と言おうとするのを 遮っては

横転師匠 「あはは おいらの腹の虫もないてらぁ んじゃあ 行くか」と 強引に 自分のお腹の虫の音にしてしまいました

素知らぬ顔の美々ちゃん すましては 「横転さんどこ連れてってくれるのぉ」なんて。。。


見てて 掏りの少年 「こうしておとこは大人になるんだなあ」なんて 感心しつつ

横転師匠が 入ったお店を見ては 少年 今度こそ 

「師匠 っこっこは おいらとかお姉ちゃんとかは来ちゃまずい店じゃねえですかぁ」

すっとんきょうな声を出した 少年 横の美々ちゃんも 何やら 不審な顔で。。。

その店のいでたちが まさに当時大流行の 女給さんのいるカフェ 男の社交場?  「カフェポイズン」と看板がでていました。 







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