軽軽しい日記 体重は重いが


最終章 最期に勝ったのは? 5
 2017.11.15 04:00

揚羽教授は語る 「もしもじゃがアイヴィが液体窒素でも作れてたり、米軍駐留時にそんな物が洞穴内にあったら、この勝敗どうなっていたかわからんかったな」

「と言うと教授は、もはや知的草体の反撃は終わったと?」と 白石隊員が問うた

その時

洞穴内より 何か断末魔の叫びが聞こえたような意識が

人々に 流れ込んできました。

「たかが昆虫にして、私が喰らわれてしまうたは!。。。笑止。人類もやるな。しかし。終わりはしない。。。。」と

なんであろうか?

喰われ行く アイヴィオリジナルの意識か?念波か?

それが 島の小山に出来た泡ドームの外にいた人々に伝われば

「終わったようですな。悪夢のような日々が」と黒木警部 誰ともなく語れば

みな一様に「人類の勝利だ」と喜び合いました

白石隊員が ドームの内側へ 再び 進入して 内部を確認に行けば

散り散りに 飛蝗の食事風景が 見えていて ぞっとしたが

オリジナルアイヴィが 鎮座していた処にも ぼこぼこの穴が空いていて
「飛蝗のやつらまさに。根こそぎ喰らい尽くすつもりだな」とひとり言を呟き

ドームの外へ

さて ドームの外には 洞穴の裂け目から 出入りしていたが そこを 立ち入り禁止として 自衛隊工作隊により 鋼鉄の扉が設置され

揚羽教授の進言により 泡ドーム内部をを 液体窒素で 冷却措置が とられました。

数日後

研究所内にて 「教授。ひとつお訊ねしますが?アイヴィの天敵がホッパーでしたよぬ。ではホッパーの天敵は?」と 皆が 思っていた疑問を 水野女史が訊かば

教授は「ホッパーには寒さが天敵じゃそして空腹じゃの」

「ですが、冬眠に入ってやり過ごす可能性は?」と今度は都筑氏の質問には。。。





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