軽軽しい日記 体重は重いが


戦挙 第3章 5話
 2017.3.28 04:11

南区の 世界党本部にて
ヨシイケ女史代表と マシバ西区和快党代表の 会談。

「マシバくん。西区での大勝利おめでとう」
「あれは、時万党の自滅みたいなものですよ。それより、南区は世界党安定期入ってますね」

「うちは、元々、世界党地盤だしね。それより、なにやら画策しているみたいだが」

と あまり広くない 応接室にて お茶をしながら 二人は 腹の探りあいから 始まるも

「単刀直入に言います。対時万党において、共同戦線結びませんか?ヨシイケ代表」

「と言うと?」

「時万党のカワベ氏はおそらく、時万党地盤の中央区と北区は確実に自分のとこと確信してるはずです」

「確かに。そうなると、我々が一区ずつやつらを倒しても三区の時万党が国の与党になってしまいますね」

「そこで、相談なんですが、我ら和快党は北区の戦挙には出馬せず、世界党に全面協力します。つまり和快党の票が北区では、対時万の票として世界党に流れるようにというわけです」

「しかし、それでも北区において時万党と五分五分くらいだが。」

「いや、もうひとつ、やつらが大事故後で武力で治めてる東区を戦挙に持ち込ませます」

「なんと、その手がありましたか。して勝機は?」

「まずは選管のヒジリー国に、東区も戦挙しなければとダメ出ししてもらいます」

「して?」
「実は、北区の我が和快党代表達を、かつての東区の五つの和党に、入党させてあります。」
「なんとそこまで」
「そこで五つの和党を復活させて東区を五つの和党で勝ちをとりに行くという二段構えの作戦なんですがいかがでしょうか?」
「マシバくんは、意外と戦略家だねぇ。実は私も、北区にて共同戦線を持ちかけようと今日話すつもりだったのですよ」





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