虚匣

小栗旬さんは「兎に角可哀想」か「何かちょっとカワイソウ」な役が一等似合うと思っております、ここ大事(^○^)


そんな訳で「ミュージアム」を観ました。
原作は未読、小説版も未読です。
予告から氣に成りつつ、「グロは苦手だからな……」ともだもだしている間にリアタイを逃した作品です。
よくよく見たらR指定は入っていなかった(^○^)
ジャンルはサスペンス・スリラーでしょうか。
ミステリではありません。
「雨の日にだけ現れる連続殺人鬼」が次々と猟奇殺人を犯すストーリー。
これだけ見たらグロそうなのに(笑)！！
グロく！無かった(喜)！！！


直接描写が無いので指定無しなんですね。
状況としてはグロです。
よって、「想像して氣持ち惡くなるグロ」が苦手な方は注意でしょうか？
(でも指定無しなので多分大丈夫！)


作品はとてもコントラストが強く、ニュアンスはほぼ無しです。
しかし作り自体はとても丁寧で、「漫画原作」よりは「小説原作」に近い、整然とした印象を受けました。
事件が起こるのは雨の日ですから、全体的に雨雲の色をしているのですが、くすんだグレー(ニュアンス)よりは雨粒の陰影もよく見えるような、そんなコントラストの強い世界観。
血腥いけれど無機質さがあります。
スリリングさと躊躇わない犯罪はテンポもいいです。
突っ込みどころはあれど観やすかったので、逆に原作は未読の儘でも……手前はいいかな。うん。
各人物の心理描写の掘り下げは然程無いので、重厚さを求める方にはオススメしません。
どちらかと云うとアトラクションに近い映画でした。



＊



個人的な感想としては。

・小栗旬が可哀想(^○^)
基本的にずっと可哀想(^○^)
素晴らしい、素晴らしい(^○^)

・妻夫木くん(の演技)を久し振りに拝見出來てとっても嬉しい！
でも個人的なベストは矢張り「黄金を抱いて翔べ」の妻夫木くんだな。

・人がサクサク死ぬのがとてもヨイ。
手前はミステリでも人は沢山死んで欲しい派です(^○^)(倫理観)

・小栗旬さんが可哀想なので、手前も一緒にモニター観察したい。ニコニコしたい(倫理観)

・松重さーん！松重さーん！！
いつも格好いいよ松重さーん！！！(>_<)

・漫画原作とは云え小栗沢村さん頑丈過ぎない？？何よりもそこが一等現実離れだよ。

・心理描写の掘り下げが無い分、カエル男の沢村すきすきーが唐突&重くて面白い。チャーミングささえある(笑)。

・不要だとは云わないけれど、叫ぶシーンが長く続くのはちょっと煩い。何より飽きる。

・こどもが如何思うかは全然別問題で、「捜査一課の刑事の妻」になった時点で色々諦めない？？
いや、そう云う時代じゃないのかもしれないけれど。
古の価値観を一欠片胸に抱いているので、「いやでも結婚する時に大体わかるよね？」と思ってしまう。(倫理観)
こどもが「パパ嫌い！」て成るのは許す、問題ない。

・小栗旬さんの高校時代が伊藤健太郎くんでびっくらぽん！！！

・小栗旬さんの父親役が大森南朋さんだったのですが、口元を隠したらちょっと似ていてこちらもびっくらぽん！！！

・何で沢村さん警察続けてるの？普通クビだろこんなの(笑)。