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それでも私は前に進む





 やっとブログの移転が完了しましたー。
まだコンテンツの方は小説移しただけなんだけどサ。

あ、初めましての人は初めましてです。
一見クールだけど意外と甘えん坊。
面倒くさがりやで自分で認める希少動物。
いつもギリギリ崖っぷちで生きている神流です。

ま、崖っぷちのスリルを何だかんだで楽しんではいます。
見てる他人はハラハラとかイライラするそうですが。

 

さてさて。
今日はこの辺で終わりにしようか。

また明日から、私の不思議トークが
始まると思いますので、
よろしゅうに。

リンクについて

当サイトは報告必須でリンクフリーです。
相互リンクも受け付けておりますので、報告の際に一言頂ければ、喜んでペタリと貼らせて頂きます。


http://mblg.tv/utakatanoomoi/
サイト名:月華の輪舞曲
管理人:神流

リンク用バナー(お持ち帰り)
 
 


バナーは色々増えると思うので、デザイン気に入らなかったら、たまに見に来てみて下さいね。


 《厳選サイト様・相互サイト様》


 
↑素材をお借りしました。


厳選リンク集

 私が厳選致しましたサイト様と、相互させて頂きましたサイト様へのリンクです。
とても素敵なサイト様ばかりですが、訪問する場合は大丈夫たと思いますけど、くれぐれも失礼の無いようにして下さいね。


†ブログサイト様
※★印は相互サイト様


空に心溶け込んで
管理人:光藤 雫様 ★

とても素敵な詩を書かれる方です。
初めてブログの相互リンクをして下さった方でした。
感謝感謝♪

パソコンからいつも見に行ってますので、ケータイで見やすいかどうかはわかりません…。
でも、素敵なサイト様ですので、是非行ってみて下さい^^


†イラストサイト様
※★印は相互サイト様
※殆どがパソコン用のサイト様ですので、パソコンで行って下さい。


 
管理人:唯沢 柾様 ★

ジャンプ系の漫画のイラストや、アニメやゲームなどのイラストなど色々なジャンルがあって
見てて楽しいです!
とっても可愛らしくて素敵な絵を描かれます♪
相互はホント嬉しかったですね。


 
管理人:藤谷陽子様

NARUTOやテニプリ、REBOREN!などのイラストがあります。
この方の絵は本気で上手いと思います。
目の保養でございます♪←



管理人:emi様

NARUTOが主ですが、とてもセンスあるイラストやストーリーの漫画を描かれます!
何気に常連なんですね、私が(笑)
 だって拝見してて飽きないのですもの☆


 
管理人:遠陰(おんかげ)様 ★

ポップンミュージックを主に扱うサイト様です。
この方の絵には一目惚れに近い感じで、 Deuilの仲の良さや、信頼関係みたいなものが切実に伝わってきて、かなりお勧めのサイト様です!
超絶面白い漫画を描かれるので、私の腹筋がついていけるのかちょっと不安です(笑)
相互して下さってありがとうございました☆


†音楽系サイト様

 《陰陽座公式サイト様》
私の敬愛するバンド陰陽座の公式サイト。
妖怪ヘヴィメタルバンドなのです。


 
身内サイト。こっそり応援中。
あくまでこっそりね…(笑)

ツムギウタ




人の心、世界の闇


この世に蔓延る悲しき天使


人が生み出した心の象徴…




天使、悪魔、堕天使の出てくる地上界、天界、魔界における
3世界の異世界ファンタジーです。(流血、戦闘、死亡あり)

++++++++++++++

※オンマウスで説明になってない何か。

登場人物

†第一幕 《紡がれ始めた滅亡の旋律》

  +序章 「悪夢の前奏曲」

  +第一曲 「会談」
  +第一曲 「黒髪の天使」

第二曲「黒髪の天使」

 魔界。この日、春日流輝は通っていた学校の卒業式を迎える為に、悪魔としての服装―――漆黒の衣に身を包み、同じく卒業を迎える同級生、ダーグと一緒に会場へと向かっていた。この学校では一応、地上界と同じく卒業と同時に天使になるか悪魔になるか、魔導師になるかを選べるのだが、魔界に建っている為、まず天使になる者はいない。魔導師も珍しいくらいだ。流輝の周りにいるのも、全員黒衣に身を包んでいた。
「流輝。お前、どの位を受けるか決めたのか?」
 ダーグが流輝に問うた。
 天使同様、悪魔にも位があり、どれかを受けることとなっている。流輝は、苦虫を噛み潰したような顔をした後、「うーん…」と唸った。
「クトニア辺りが無難なんじゃないかと…」
 クトニアは上から3番目の位で、人数が多い。平凡を望む悪魔が就く当たり障りの無い位である。ダーグは、頭を抱えて悶えた。
「うっはぁ!お前もそこかよ!!」
 どうやらダーグも狙っていたらしい。
「ま、そりゃそうだろ」
 と、流輝。そして、
「お前と違って狙えなくはないけど、落ちたら洒落になんねぇしな」
 さらりと言った。何気に嫌な奴である。
 と、その時。

―――どんっ

流輝の肩が、隣を通り過ぎた人物の肩に当たってしまった。
「あ、すみません…お怪我は…」
 黒く長い髪と流輝より大分小柄な背丈を何となく認識していたから、女性だと思って振り向いた流輝。
 しかし、その人物に思わずはっとしてしまった。
 別にこの人物に一目惚れとかそういうのではない。その人物は確かに女性で、小柄で華奢な少女。そして思わず息をのむような整った顔立ちに、漆黒の長い黒髪だ。しかし、流輝くがはっとしたのは別のことだった。その少女は、何と純白の衣を身にまとっていたのだ。
魔界に天使が訪れることは滅多にないし、普通の天使は、金色などの色素の薄い髪をしているものだ。深い青色の髪をした流輝よりも黒衣が似合う、まるで生粋の悪魔の様な少女であった。
「…申し訳ありません。よそ見をしておりまして」
 少女は、にっこりとほほ笑んだ。
 それは気高く、優しく、冷たく、美しい微笑み。そして、どこか独特の儚さを持っていて、今にも消えてしまいそうな危なっかしさも持ち合わせていた。
 まるで、月のようだと流輝は思った。
 その凛とした美しさもそうだが、全体的な雰囲気というか、そう感じられたのである。
 流輝は、はっと我に返ると、誤魔化すように笑った。
「あ、いや…俺は大丈夫です。お怪我がなくてよかった」
 それに、少女は再び微笑むと、
「では…私はこれで」
 そう言うと、優雅に会釈をして身を翻してしまった。
―――不思議な少女だ。
 そう思って少女の後ろ姿を見つめていた流輝。
 ふと隣から聞こえたダーグの声に、我に返った。
「ふっふっふ…何だ何だ一目惚れかい、流輝君」
「…ばっ…何言ってんだよ!?」
「ふふん、どうだかなー」
 否定した流輝に、からかう様に笑うダーグ。
 しかし、すぐに真剣な表情となってこう言った。
「運命的な出会いのところ悪いけど、流輝…アイツはやめた方が利口だぜ」
「…どういうことだ?」
 ダーグが急に声の調子も低めた為、眉をひそめる流輝。
 ダーグは先程の少女の後ろ姿を見ながら続けた。
「Moonなんだよ、アイツ」
「Moon…」
 流輝も、Moonの噂はよく耳にしていた。
だから惹かれたのかとも思ったが、何か腑に落ちないものがあった。流輝は、昔から美しいと評判だった少女のMoonだから、てっきり本当に天使らしい美しさの天使かと思っていたのだ。しかし、実際は評判よりもその名に相応しい、どこか凛とした美しさを持った天使。
「アイツ、サタン様の隠し子って噂だ。まあ、みんな知ってるから最早隠し子でも何でもないけどな」
 ダーグが呟くように言った。
 Moonは、代々サタンの実子から出るもの。
 十三年前(人間界では約六十五年前)に起きた天魔戦争の後、二度と天界と魔界の間で戦争が起きぬようにと、サタンが神に忠誠を誓った時のことだ。
 サタンは、その証として実子を主に地上界の警備を担当させるとの名目で神に差し出した。しかし、これは体のいい人質。実子を差し出すことで、サタンは神に本当に傅いたのだ。その人質に、Moonという名がついたのである。
「だけど…あの容姿じゃ天界で目立つだろうにな…」
 流輝の呟きに、ダーグは盛大にため息を吐いた。
「あのなぁ…。お前、どこまでお人よしなんだよ」
「何が?」
「何がって…」
 間の抜けた流輝の返事にさらに脱力するダーグ。
 再びため息をつくと、こう言った。
「一応Moonは天使だろ?俺達は今日から悪魔になるんだ。天界にはちょっとやそっとじゃ入れなくなる。お前、赤の他人…それも、いざとなっても手を差し伸べてやれないような環境の奴にいちいち同情してて疲れねぇ?」
「…疲れはしないけど…」
 と、流輝は少女の方を見る。
ダーグの言ってることは、一見酷いことかもしれないが、確かに一理ある。
たまに流輝は他人の事まで心配して、自分まで落ち込んでしまうところがあるのだ。
それが、長所でもあり、短所でもあることは、他の友人にも言われるため、流輝も損な性分だと思い始めてきていたのである。
 ダーグの言葉に同意しようとした流輝。が、しかし。
「…お!?あれ、時雨さんじゃねぇ!?」
 Moonに視線を移した時に見えた人物に、流輝の言おうとしたことは吹っ飛んでしまった。
 その人物というのが、Moonと会話している長身長髪の男、水槻時雨だったのである。
 流輝は時雨を誰よりも尊敬しており、普段魔界から出ない流輝は会えることも少ない。突然のチャンスにテンパった流輝は、
「ちょっ!ちょちょちょダーグ!!近くまで行ってみようぜ!!」
 そう言うと、ダーグの服を掴んで走り出した。
 ダーグの奇声が聞こえた気もしたが、気にしない気にしない。流輝は、構わず走り続けた。


一方、時雨の方。時雨は、会談のことを、全てMoonに打ち明けたところだった。
「…天界の兵器…。…そう、天使がそう言ったの」
 Moonは、表情は冷静さを保っていたが、気分を害したとでもいうように微かに眉をひそめた。
 時雨は、頷くとこう言った。
「ああ。釘は刺しておいたから問題はなかろうが…気にすることはない。ただのやっかみだろう」
 Moonは、それを聞いたのか聞いていないのか、顎に手を添えるとこう言った。
「確かに天使の言った通り、私も堕天使の件については動き始めたわ。色々許可を取るのが面倒だったから、大したことはしてないけど」
「面倒ってなぁ…」
 時雨が苦笑する。
 それに、Moonはこともなげに言ってのけた。
「いずれは私に話が来るって解ってたもの。今までのは下調べってところよ。」
「もう三世界の会議でその話が出たんだ。これからは存分に動けるだろう。協力すると、伝えておくぞ?」
「ええ」
 と、そこへ。
「時雨さーん!」
 後ろの方から声が聞こえた。振り向くと、流輝とダーグが走って来ているのが見えた。時雨も、久しぶりの顔に、声をあげた。
「流輝じゃないか」
 それに、Moonは流輝とダーグを見ると微笑み、身を翻した。
「じゃあ、私はこれで」
「あ、ちょっと待て」
時雨が、呼び止める。
「何?」
 足を止めて振り返ったMoonに、時雨は微笑むと言った。
「いや、いいかげん相棒でも見つけろよ」
「……」
 Moonは、それに一瞬目を伏せたが、何も言わずに歩き出してしまった。仕方ないかと思って、流輝の方へ視線を移しかけたが、その時。
「…余計なお世話よ」
 小さく呟きが聞こえ、再び時雨がMoonの方に視線を戻すと、Moonの姿は見えなくなっていた。
「ま…急くこともないがな」
 通路の向こう、扉の奥に消えたMoonに呟く時雨。そして、すぐに向かってくる流輝達の方へと振り返った。その流輝の表情は、今の時雨には眩し過ぎる、そんな笑顔だった。
「お久しぶりです、時雨さん」
 息が弾んでおり、随分と嬉しそうである。そんなに自分に会えることが嬉しいのかと苦笑しそうになったが、抑えて時雨も普通に微笑むと、
「久しぶりだな流輝。そちらのは友人か?」
 と言って、ダーグの方を見た。流輝が紹介しようとしたが、先にダーグが頷く。
「はい。ダーグ=イルフォルマと言います!」
「そうか。…もう二人とも卒業だったな。おめでとう」
「「ありがとうございます!」」
 声が揃う二人。何だかんだ言って、ダーグも嬉しそうである。それはそうだ。時雨は三世界で大人であれば知らぬものはいないほどの有名人なのだから。
 と、流輝はそこでさっきの少女、Moonがいなくなっていることに気がついた。
「さっきの人…お知り合いですか?」
 それとなく訊いてみる。あの少女の独特とも言える雰囲気が、少し気になったのである。
「Moonのことか」
 時雨の目に、灯が灯った。
 しかし、そのことには気付かず、流輝は頷く。
「はい。でも、Moonというのは天使でしょう?何故天使が魔界(ここ)に…?」
「…興味があるのか?」
「えっ?」
 時雨の問いに、若干焦った流輝。時雨は、ふと笑みを零した。
「ふふ…いい傾向だな。Moonは魔界でも特別な存在だからな」
「特別…ですか?」
 流輝が問うたが、時雨は頷いて懐に手を入れ、そこから懐中時計を取り出すと「そろそろだな」と言って、流輝の方を見た。
「流輝。すまないが、私は用がある。急ぎなんでな、行かないと」
「あ、はいっ!どうぞどうぞ!」
 もっと話していたかったが、仕方が無い。そう思って引こうとしたのだが、その時。
「あ、待て」
「はい?」
 意外なことに、引き止められた。
「お前にこれを…」
 時雨は、懐に手を入れると、真ん中で折られ、鳥の形に切られた紙を取り出し、流輝に渡した。
「何ですか、これ」
 ぽかんとする流輝。
 時雨は、流輝の手の上に乗ったそれに右手の人差し指と中指を添えると、何か短い呪文を唱えた。
 そして、
「魔法紙だ。一応お前に渡しておこう。この先私に用があるようだったら、これを空へ飛ばしなさい」
 そう言うと、今度は普通に微笑んだ。
 これを渡すということは、時雨が少なからず渡した相手のことを認めたということである。流輝は満面の笑みを浮かべると、
「ありがとうございます!!」
 と、頭を下げた。
「立派な悪魔になれよ」
 時雨はそう言うと、身を翻して歩き出した。

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プロフィール
如月神流さんのプロフィール
性 別 女性
年 齢 33
誕生日 8月15日
系 統 普通系
職 業 専門学校生
血液型 B型
コンテンツ

あなたを幽玄の夢の世界へ…

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