PSP マーメイド・ゴシック

遅れましたが攻略はコチラです。

まず、攻略キャラについて。
バジル、ガウェイン、ガリレオ、
弥彦、牡丹、エリアス、ロキが攻略対象になります。

ダンが対象外です。 
ラウラとダンのEndも有りますが、サブなので恋愛にはなりません。

主人公については。
人魚姫なので人間の常識を分かっておらず、天然にも見えますが。
基本はおてんばで明るく真面目。
とはいえ、重大な役目を果たさねばならないので空元気さもあります。


人魚の血を人間に与えれば、不老不死となる……しかしそれは人魚の中では大罪で。
幼い頃に死にかけの王子に血を与えた主人公は、十年間檻に入れられ幽閉されていました。

母が脱出の手助けをしてくれるのですが、王、つまりは父親に見つかってしまい刑として命を下されます。

二年前から海が黒くなり。
また、王子が人魚を捕らえようと懸賞金をかけて船を出しているらしく。
主人公が血を与えた件が人魚捕獲に関わっているのではないか、ならば王子を殺して来ることで罪を許すと。

要は、王子を殺せば幽閉が終わるので殺しに行こう、でも本当にそれでいいのか、黒い海はどうするのか、みたいな話です。

魔法使いであるロキに代償を払って足を貰い、地上に出て。
王子暗殺の算段を立てつつ近付き、恋愛に発展していくという流れです。


本当に王子が海を黒くしたのか。
だとすればそれは何故なのか。
王子が人魚捕獲の船を出すのは何故か。
というのが問題になります。

制限を見れば、関わっているだろう人物が丸分かりなのが仕方無いところですけれども。
その動機が真相ですかね、彼のBestEndです。

もっと言えば弥彦が話す伝説の内容も、ガリレオルートで血を飲ませた結果も、牡丹ルートでのバジルとの関わりも、ダンの過去話も関わってくる話です。

ですので、誰から始めても問題ないかと思いますが。
代償で話せないなら書けば良いのにと思うこと必至ですから、ガリレオを先にプレイするのをお勧めします。

牡丹はバジルの体についても若干含まれているので、バジルでのみ知りたいならバジルを先に攻略どうぞ。
弥彦がバジルに因縁を抱えているので、その辺も念頭に入れつつ。

真相を早く知りたいなら制限のバジルとロキですね、ただロキのHappyEndは制限付きなので、ゆっくり楽しみたい方は最後に回すのをお勧めしますよ。


さて、感想に参ります。
プロローグから変態なお姉さんがテンションMAXでぐいぐい来ますから、掴みが良かったです。

では1周目キャラから順番に。
内容バレ注意ですよ。

まず、忠誠心溢れる真面目で口うるさい王子の側近、ガウェイン。
王子命な人なので、怪しい主人公に敵対心剥き出しです。
ですので、最初は嫌われていて当たりがキツくもあります。

どうやって仲良くなるのか、信用してもらうには、と考えながら恋に落ちます。
が、彼は体に問題があり……死亡Endが多めです。

とはいえ、Merryはとても良かったです。
使命と愛情の狭間で揺れて、貫き通して、主人公は受け入れて。
涙なしには見られません。

主人公が自ら打ち明けるシーンにも感動しました。
強い意思を持って拒む彼にも。
エリアスが良い役回りで、可哀想でもありますけれどね。

食堂でのイベントが印象深いです、友達への第一歩!
後はガーベラ、ですかね。
意外と嫉妬深い?執着心が半端ないので、最後は面白かったです。


続いて、人見知りが激しすぎるマッチョで優しい宮廷医師のガリレオ。
濃いです、仕事は難なくこなすのに仲良くなるのにはこちらも別の意味で一苦労します。

おどおど、びくびく。
正直う(ry
でも、とても生真面目で優しさに溢れ……研究もあって悩みの多い人でもあります。

ガリレオの仕事を手作いながら関係を深めていきます。
商人が怪しすぎて、まあ予想通りの展開になるので。

感動したと言えば、ミレティスに戻った時に会った人魚の兵士の言葉です。
主人公が名乗った時の対応に、ほろりときました。

彼のルートは色々面白かったです、花に猫にガウェインに。
Goodのほっこり具合に和みます。
逆にDeadは、壊れたガリレオの怒号に度肝を抜いたりですね。
ガウェインが良い役回りでもっていきましたね。


続いて、面白いことが好きで豪快かつ野蛮に見えて繊細な海賊の船長、弥彦。
海賊船で共に生活するのですが。
人魚捕獲に勤しんでいるのでバレたら大変なきわどい恋愛です。

お頭なだけあって、頭の回転も早くなかなかの切れ者。
バジルとは因縁があって人魚を強く求めているので、なりふり構わずな面もありますけれどね。

危険なオトコ、というのでGoodは無く、死ぬか囚われるかBestなのかという面白いEndになっています。
牡丹が狂いす(ry
弥彦はスパッといってくれるので好感が持てました。

印象に残ったのは、やはり一般人を捕らえて暴行を加えるシーンです。
海賊らしい吐かせ方に納得。
あとは伝説の話、するということは居るということでの伏線、興味深かったです。

ダンスも素敵でしたけど、船員達とのやり取りと、牡丹への嫌がらせが和みました。
後は最後でラウラが会いに来るのも面白かったです。


続いて、クールに見えてどこか天然で孤独を抱える弥彦の右腕、牡丹。
堅物で真面目ではあるのですが、何というか……典型的なヤンデレさんでした、そしてウブ。

弥彦が船に乗せたので主人公監視する必要があり。
常識外れな行動を取る主人公を、訝しみながらも丁寧に教えてくれ、気遣ってくれる。

ガウェインよりも当たりは優しめですが、その分彼に気に入られると厄介な恋愛事情にも陥ります。
あなたが分からないから……
ロキが最悪な感じに行動を起こすので持っていかれるEndもあり。

船員達の微笑ましさと、リスを乗せた牡丹に癒やされつつ。
木から落ちるイベントは好きでした。
それよりも普通の服装の牡丹が恰好良すぎてですね。

バジルの悩みがあっさり回収されたり、ロキの狂気が見えたり……しているからか、Bestはがっつりでした。
ただ、牡丹の首の骸骨に花が有るでしょう的なツッコミは……こほん。


続いて、主人公以外に当たりのキツい幼馴染、エリアス。
主人公には笑顔を携え優しく接しますが、他はどうでもいいので温度差が酷く、陰惨なBadもあります。
どこかのストーカーうさぎを思い出します。

尽くすのには理由があって……プレイしていけば想像の範疇内ではありますけれどね。
なんだ、そんなこと。で片付けられることですから。

とはいえ主人公大好きでも、負い目を抱えて接するので自分なんかと思って恋愛が上手くいきません。
代償の件もありますし。
原作の人魚姫が生かされているのは彼でしょうね。

ロキの横槍が結構ありますが、主人公の扱い方が酷いので面白くて。
基本報われない男である彼のルートには必要不可欠ですね。

主人公の意見重視なので良いやつではあるんですけれどね。
完全に壊れるとヤバいですし。


では!制限キャラへ。

まずは、品行方正、利発的でリアリストな王子のバジル。
国政も担っているのでかなりの切れ者でありながら、国民への思いやりと情に溢れ……まさしく王子様な人です。

彼の懐が広いのは不死という理由があるからかも知れませんが、それにしても刺した主人公を許して願いを聞くのですから、良い人すぎます。

城に連れ帰られ、主人公は落とす方向で責めていくのですが。
滑稽すぎて、しかも場慣れしているので効果無しなんですよね。
もうちょっとお近づきになるスマートな方法はなかったのかと思いつつ。

代償が障害になって恋が発展し辛い中の、ダンの爆弾発言ですから、急展開も急展開で。
だからダンEndをバジルに組み換えたんですけれどね。

Goodでのやきもき加減が案外面白かったです。
後は、感謝を伝えてくれるのは嬉しいですよね。
母親のブローチと、婚約者が出しゃばらないのも良かったです。
原作通りだとイラっときますから。


間にダンを挟んでおきます。
幼い姿の情報屋。
見た目は子供中身は……なものを思い出すこと確実だと思います。

真相にもじゃんじゃん首を突っ込んでくるので、はい。
ダンのイベントは兎にも角にも可愛いんですよ!
初々しさもありつつ、大人な面もみせつつ。
過去を語って、経緯を語って、仲良くなっていきます。

ちらっとこちらを見上げる姿がもう、、こほん。癒されました。
バジルの件が有るので、どうにか出来るのではという希望も抱きつつ、続編待ちですよね。


最後に、飄々とした態度の魔法使い、ロキ。
プロローグから酷い扱いの彼ですが、達観しているので恐ろしい人でもあります。
魔法使いなので、かなりやりたい放題で。

いやあ、あの子供姿は可愛くてふてぶてしくて抱きし(ry
私は一番最後にプレイしたのでHappyを先に回収してからBest見たんですよね。
後味の悪さと言ったらもう( p_q)

こほん。
今回も関わるのは家族のことです、安定ですよね。
しかし、以前に海が黒くなったのが先々代の王の時ならば、何年前の話なんですかって話ですよ。
父親はどのタイミングで血を分けたのかが気になるところです。

Bestの教会でのあれやこれやは……駄目でしょうと、個人的に思います、はい。
綺麗な最期でしたけれども。

やはり、バジルルートの主人公が言う様に、私もハッピーエンドが良いです。
悲劇はあくまでもキャラを引き立てるスパイスで……プレイしているこちらは、幸福を求めているのですから。

悲劇と悲恋は同義ではありますが、私は別物だと言い張ります。
悲恋の話にも幸せは確かに在るのだと、私も思いますしね。

まあ、Happyは都合良くいきすぎて違和感があるんですけれども。
ロキには代償があるので、何とも言い難いところですが。
まあ、誰も死なずに解決するので救いがありました。


後悔、幸せ、悲劇の定義。
メッセージ性が非常に強く出ている作品です。

加えてどこか狂っていたり病んでいたりぶっ飛んでいたりと、個性的なキャラも交えつつ。
少し昔の作風に戻ったのかなと思いました。
絵も綺麗ですし★★★★

ガウェインの最後のスチル、主人公の半目がいただけないのと。
バジルと弥彦の肩幅が広いのは微妙かなあと思ったりもしました。
あと「プレゼンテッドバイ〜」の台詞に何故か吉野さんの声があるという、いいんですかあれ仕様ですか ←

ロキは全キャラの制限を付けても良かったんじゃないのかなと思います。
ガリレオの人間不信具合がどうにも苦手でした、後は牡丹がヤンデレになり果てているのがね。

と言っても好きキャラは
ダン>ガウェイン>牡丹>バジル>弥彦>ロキ>ガリレオ>エリアス
ですけれど。


さて、最後に予約特典CD。
出演はダン、ガリレオ、牡丹です。

バレンタイン間近。
女がプレゼントを渡すアルメリアのイベントなのだと、ダンから説明があり。

主人公からプレゼントを貰うには……と、牡丹とガリレオはダンに教えを乞います。
そんなのはダンにも分からないのですが、所詮は子供だと言う牡丹の挑発に乗ってしまい。

好かれる努力をしろ、まずは自分を心身ともに鍛えろと。
マッチョなガリレオは脱いで、鍛えているのに好かれないと訴えたり。

相手を誉めるか口説くかしてみろという話に変わり。
道で偶然会い話しかける設定でガリレオにやらせると。
「俺の子を産んでくれ!」との爆弾発言。

「重いだろ!色んな過程を飛ばしすぎだ!」と激しいダンのツッコミの嵐になります。
ボケるつもりなら喋るなと言えば、黙る2人にまたツッコむという悪循環になり。

結局、ダンが手本を見せることになって「最近綺麗になったよな。でも、俺が一番あ……」と告白しかけ。

綺麗とか可愛いとか言っておけば良いんだと、ヤケになり。

結局、親切にして、それとなくプレゼントが欲しいことを言えば良いということで解散になります。

主人公は皆にプレゼントを用意していたのですが、姉に呼び出されダンが皆に配布することになって話はおしまいです。

ガリレオのキャラが激しくギャグ方面に崩壊していました……欲望に素直すぎる。
あとダンが叫んでツッコミすぎて面白かったです。
牡丹は、牡丹でしたけどね。

キャストコメントもありまして。
いやはや、かなりネタバレを含んでいるので要注意ですよ。
私は先に聴くなんてしないから関係ないんですけど。


はい、ではまた次が来れば取りかかります。