バニーの方じゃなくてね。
クレイジーケンバンドの『タイガー&ドラゴン』って歌、あるじゃないですか。

これ最近知ったことなんですけど、この歌は元々あの和田アキ子に歌ってもらうために作ったんだとか。

そう言われてみれば、初めてこの歌を聴いた時、あー、アッコさんの歌だなって勘違いしたっていう記憶が確かにあります。歌い方も和田アキ子にそっくりだったんですよ、なんか。

和田アキ子の件については、のちにちゃんとカバーしたものがアルバムで出たようです。でも本題はそこじゃなくてですね。

この歌には、別のバージョンが存在しているということをさらに知りまして。
それも竹内力の双子の弟によるカバーで。

竹内力って言ったら、そらミナミの帝王でお馴染みの萬田金融の萬田はんじゃないですか。
いくら別人とはいえ、顔も声も萬田はんそっくりの人が横須賀の海の見える三笠公園であの頃みたいなダサいスカジャン着てお前待ってるから急いで来いって言ってる所とかちょっと想像できないなーとか思ってたら、イントロ終わってすぐの歌詞が……

『ミナミに着いたら日も暮れとるやろ』

これだよ!
もうね、すっげえ大阪ナイズドされてる。 このまま例のVシネが始まっても何も不思議じゃない。

三笠公園はひっかけ橋(戎橋)そして横須賀の海は道頓堀(って書いてとんぼりって読んじゃう)おまけに目印のダサいスカジャンはしけたダボシャツに変貌を遂げ(ダボシャツってなんでしょう聞いたこともない)

挙句の果てにこの一言

『貸した銭のことなど、どうでもええから』

すごい。オリジナルと言ってる内容は同じな筈なのに、この衝撃。
あの萬田はん(に似た人)が銭いらんて言うただけでもエライのに、そこまで惚れこんだ女がおった、みたいな。
覇王愛人、みたいな(油断するとこうやってすぐちょっとしか知らない作品を軽々しく取り上げてしまうのどうかと思う)

(ちなみにこの覇王愛人をウィキペディアで調べると、登場人物の項が主要人物のヒロインとその恋人、そしてあの有名な『そのキレイな顔をフッ飛ばしてやる!!』でお馴染み・世界一腕の立つ殺し屋の三人しか更新されておらず、当時の作品の認知度とネット民の興味がいったいどこに集中していたのかが浮き彫りになる仕様となっている。全然関係ないけど)


とにかくですね、この件を知ってから最近微妙に自分の中で竹内力ブームが来てます。主にラインとかで無駄に竹内力のスタンプを押しまくる程度のゆる〜いブームですが…… 

一番好きなのはやっぱりオリジナルの方かな。