本屋さんに行けなかった‥‥だと?

はあーあ、自分本当もう、あれですよ。はあーあ……

楽しみにしていた本屋に立ち寄れなかったオタクの涙で、今夜のエビチリはいつもより塩辛かったかもしれない。

全然関係のない話ですが、私、海老を調理する下拵えをする度に、中学の社会の教科書に載っていた『私、エビを作るひと、あなた、エビをたべるひと』というタイトルの、タイのエビ養殖事情に触れているトピックを思い出します。内容はさっぱり覚えていないんですけどね。

下拵えして作るのは手間がかかるのに、食べる側は一瞬だなというこの諸行無常感が、タイのエビ養殖業のおっさんと日本の消費者の構図を云々……とかいう事を考えてるわけではなく、この音読すれば妙に片言っぽい感じになる区切り方が、子供心に面白く思ったのを未だに覚えているだけっていう。

エビ全然関係ない。本件と全く関係ない。

関係ないついでに、パジャマという言葉も面白くて堪らないです。子供の頃はそうでもなかったんですけど年を重ねる度に、パジャマが愉快な言葉に思えて仕方ない。

パ、という破裂音で威勢よく始まって、ジャ、というぐすぐずとした水気を含んだ言葉で気勢を削がれ、そこを優しく、しかししっかりと体現止めっぽい感じで受け止めるマ。

パ、をどんだけ力強く発音しても、絶対にジャマ、で力が抜けてしまう単語。それがパジャマ。

寝る時に着る柔らかい服のイメージと、最初の破裂音パの印象が合ってなさすぎて、パジャマという言葉を聞いたり口にするだけで、なにかむずむずと面白いようなくすぐったいような気分になります。きっと私だけではない筈……!


そう、それでですね。関係ない話を長々としましたが、本屋さんに行けなかったんですよ。だから『今宵のアタイの哀しみは誰にも癒せねえぜ!フワーフ!』って思ってたんですけど、さっきお風呂上がったらやってた飯田譲治のドラマで、いともあっさり癒されました。いいよもう。また明日行けばいいじゃん!


アナサヘヴンやアナンの時みたいに、記憶がどうとか、脳がなんだとか、異常な力がどうとかなお話で面白かったです。最初から見たかったなー。