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外套の幽霊はいたるところに

ゴーゴリの『外套』などを読み返していたが
貧乏人はそう簡単に「外套」を新調することができないという点で
自分の状況と重ねて読んでしまう。
もちろん外套などという古臭い言葉ではなく
自分の場合は「コート」と言い換えるべきなのだろうが
なんにせよ上等なアウターというのはどうしても高い。
ファッション雑誌などを読んでいて
「お?いいな」と思った服の値段を見ると
自分のような安月給ではとても手が出せない値段が表記されていて
暗い気持ちになるから最近は雑誌を手にとることすらなくなった。
クレジットカードの分割払いで買えばいいのかもしれないが最近の懐事情では
ちょっと高価なものを買うための分割払いにさえ厳しさを感じている。
とりわけ浪費家というわけでもなく
どちらかといえば節約している方だと思うのだが
流通している「物」の値段にはすっかりついていけなくなっている。
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