(中日新聞より)
上松技専「介護福祉科」で開講式

上松町の県上松技術専門校で7日、本年度新たに設置した「介護福祉科」の開講式があった。

入校生17人は、9月までの3カ月間、座学や福祉施設での研修に励み、ホームヘルパー2級の資格を取得して介護施設への就職を目指す。
同科は、上松町や木曽町で今年秋から来年にかけ、大型の福祉施設が相次いで建設されることから、介護職員の求人増に備え、同校が地元の公共職業安定所と協力して設置した。

県の民間活用委託訓練事業を導入し、住民向けのヘルパー養成講座を主催するNPO法人「おてつだいネットワーク木曽」=上松町=が同校から委託を受けて授業を行う。

郡内で働く医師や介護職員らを招き、週5日1日3?7時間、講義や介護施設での研修を実施。

全課程を修了すると、介護系への就職に有利とされるホームヘルパー2級の資格が取得できる。

開講式には、郡内などの20?63歳の入校生全員が出席。上松町小川の田中秀子さん(62)は「資格を取って今後の仕事に生かしたい」と意欲を見せていた。三宅芳美校長は「福祉の現場で活躍できるよう、全員で閉講式を迎えて」とエールを送った。