ムーラン・ドゥ・ロワ水彩紙
2015年6月9日 08:57 水彩紙の感想

近所の本屋さんでかわいい水彩紙を発見したので仕入れてみました。

ムーラン・ドゥ・ロワ水彩紙というそうです。


コットン100%の水彩紙で厚さは300グラム、目は荒目、細目、極細があるようです。


コットン100%…ウォーターフォードやアルシュがコットン100%の紙ですよね。
個人的にコットン100%のは乾きづらくてにじみやぼかしがきれいにできる紙の印象です。

これに対してアルビレオやモンヴァルキャンソンはたしかパルプ100%でしたね。
乾きが早く筆の水を調整して細かく塗るのに向く紙のイメージです。


とりあえず中間の目の細目を買ってみました。
アルシュみたいに細目でもボコボコしてるかな?と思ったのですが細目のとおりなめらかな表面をしていました。
マットサンダースのなめらかな畳の目を格子状にしたような整った目ですね。

裏側がわりとときめくぼこぼこ具合だったので最初によく確認しないと間違って裏を表だと思うかもしれません。
というか何回もそう思ってパッケージを確認しました(笑)
裏も使えるのかな…調べても出てこないのでわかりませんでした。

描いてみた感想はとても表面が丈夫ですね。
アルシュみたいに鉛筆の粉がにじみ止めの層に食い込むこともなく消しやすいです。
最初の水張りのときにちょっと水をはじくかな?と思ったくらいで塗りづらいということもありませんでした。

色は細目なせいかちょっと広がりすぎる気もしますがふんわりと広がりますね。
シュミンケの一部の絵の具が際限なく端までのびていってしまったり、ヴァンゴッホの絵の具がその場にとどまってほとんど広がらなかったりもしましたが…
これは絵の具の会社のほうの特徴でしょうか。
特徴の出やすい紙なのかもしれませんね。

下の色が抜けやすいので修正がききやすい紙とのことですがそんなに抜けやすい感じもなかったですね。
濃い色に次の色を水たっぷりにのせない限りは変になることはなかったです。
頑固というわけではないようなので抜こうと思って水を載せて筆でなでれば綺麗に抜けますね。
直前にワーグマンやマットサンダースを使ったからかもしれませんが…w


個人的にはとても使いやすい紙だと思いました。
コットン100%の紙はなんだかはじきが強くて苦手だったんです
(ランプライトとかアヴァロンとか…)

ポストカードサイズでしか試していませんので大きいサイズがあったら試してみたいですね。
あと次は荒目と極細も…(´ω`*

こうして紙沼にはまっていく斉藤なのでありました。
ほんと苦手なので減らないアヴァロンとかどうしましょ…w

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