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猫の手ブログ
2012/ 3/ 10
明日を迎える、前日の今。
皆さん、こんばんは☆
ご無沙汰しております、猫村です。
ブログに書かせて頂く募集などがなく、少々間があいてしまって申し訳ございませんでした……。
突然ですが……
今日は一つ、和歌をご紹介したいと思います。
『ながらへば またこの頃や しのばれん 憂しと見し世ぞ 今は恋しき』
今から1000年以上さかのぼる頃、新古今和歌集に寄せられた歌です。
歌の意味は……
もし生き長らえたなら、その時はまた現在の事を懐かしく思い出すのだろうか。
辛いと思っていた昔の日々が、今では恋しく思い出される。
この歌には、今の辛さも時が癒してくれるであろうという気持ちが込められているのですが。
今は辛い、私もあなたも。
けれど、いつかそれを笑って受け入れられる日がきます。きっとね。
そんな気持ちを古の人も持っていたのです。
昔も今も、この日の本の民の気持ちは変わらないないのですね。
一年前のあの日から、止まってしまった時間もあるでしょう。
止まらない涙もあるでしょう。
たくさんの思いを胸に、迎える明日。
午後2時46分。
東北の空に祈りを込めて。
明日を迎えるにあたって、今夜は眠れそうにありません……。
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