そして暇になった


カーテンを開けて愕然とする。

近年稀に見る行楽日和だと。



半日だけ予定が空っぽなのをそのまま放置していたのでとても暇人だった管理人

焦る。


これはたぶん部屋でギターの練習するでもコリコリ絵を描くでもない

出かけなければならない

( ゚д゚)



そう思い立って部屋を出る。


お金は無い。

赤外線にあやかろうと布団を干したので遠出もできない。

ケーキを食べようにもたぶんすこしGW中に甘いもの食べすぎている。

そうなるとおのずと残された娯楽は限定される。

そうだ、あれしかない



登山。

(おおまじめ)




舞鶴までなんとなく車を走らせる。

そしてなんとなく公園ぽい所に入って車を停める。


さて


そこでGoogleつかって山を調べる。


すげえ自分でもビックリするわ自分の奇行に。



五老岳が近い。

そういえば聞いたことがあるけど五老岳から舞鶴がすべて見渡せるらしい。


上にいい感じのカフェもあるらしい。



すさまじくその場の思いつきで歩いて登る事にする



車道はちゃんとある

車もちゃんとある

けれども登山に来て車で登ってどうする


と一人で粋がってリュックしょって歩き出す。



小学校中学年くらいの男の子ふたりが網を振り回してモンシロチョウを捕まえようと悪戦苦闘していた。

爽やかなハキハキ声で「こんにちはー!」と言われた


これは幸先がよい。

大真面目に「こんにちはー!」と挨拶を返した管理人は至極上機嫌で登山へ向かった。

あの子たちは良い教育を受けている

日本捨てたものじゃなかった

もうたぶん登山記のマックスここだった。

などと一人考える。


貯水槽に金魚が泳いでいた。

何気に良い所だった。

でも蜂が多かった。


舞鶴の丹後街道に出る。

二車線の大通り。

基本、歩く道じゃない。

本日あそこでリュックしょって歩いてる長髪人間を見かけましたら私だったかもしれません。


トンネルを歩いて抜ける。

それほど長く無いけど煩さで辛さは半端なかった。


そしてようやく坂を登る。



落石防止用のコンクリの壁を見上げながら思う。

自然の力はかくも恐ろしいものだと言うけれど人間ひとり生身でポツンと突っ立ってみたら人工の造形物にだって敵わない。

人間のやることも凄い。



自分がしていることの奇行さに不安を覚えていると、向かいから同じように歩いてる人がやって来る。

よかった

この長い車道で登山しようと考える人間は私だけじゃなかった。

かなり安心した。

でもタオルと帽子とジャージという登山の重装備で身を固めていた

あ、普通そうだよな

やべえ私タオル持って来てねえw

( ´θ`)(笑)



黒タイツにスニーカー
半ズボン
一応帽子はかぶってるけど

水分も持ってねえわ

♪( ´θ`)まじ舐めてる

やっぱり腐っても社会人でも私はゆとり世代


ついでにご飯も食べてない


鞄にはミンティアが入ってるけどミンティは食糧に入りますか。

♪( ´θ`)



などと考えながらひたひた登る。



遠く彼方に展望台が見える。

ひょっとして
あそこまで登ろうとしてる
ヒー( ゚д゚)


やっぱり引き返そうかなあと悩む

登りきった後も達成感を噛み締めた後にこの登った道を徒歩で引き返さなければならない訳ですが自分そのことアンダスタン?


引き返して家に帰ってショボンヌするか登りきって下山して足の痛さにショボンヌするか

あーはい
もうショボンヌしかないやー

ひたひた登る



トカゲが足のすぐ脇を走りぬける

けっこうビビる。



花が咲いている。

マイペースにiPhoneで撮る。


車に抜かされていく

「えーあいつ徒歩でここ登ってんの?」

って言われてるであろうと思うと赤面。


日傘を取り出し顔を隠しながらひたひた登る。



小さな看板に「頂上まで1600m」と書いてあった。

これはたぶん歩行者のための看板だと思い歩行者自分をはげます。




後ろから来た歩行者に突然ぬかされる


凄まじい歩行スピードだった

うひゃー!と見とれているうちに背中は遠ざかって見えなくなった。


GパンにTシャツだったけれど、彼はアスリートに違いない



トカゲ二匹目

トカゲ多くね。




上から自転車の人が降りてきた

え?!自転車で登ったのか!
( ゚д゚)?!

徒歩で来といて言えた義理じゃないけど正気か。




汗がやばい

誰に見られる訳でもないので垂れ流す


あゝ…タオル持って来るべきだった。


頂上まで400m

疲れちゃいないけど足が痛い



ツツジの花が綺麗だった。

花回廊と銘打って植えている気配。

車から見えるのかはさておき。



そして頂上。

海だー
♪( ´θ`)ノあっさり


車、多かった。


ここの人達ひょっとして登ってる私を横目に見た人ばかりだよな、といきなり気づき赤面。

展望タワーへ行きづらいのでその辺でしばらく休む。


ツバメが巣を作ってた

ツバメと一緒に舞鶴の絶景をひとり眺める。



展望タワーへのぼる


こいのぼりがかけてあった

こいのぼりと一緒に舞鶴の絶景をひとり眺める。




喫茶店にも寄ってみたけれど

「お、おひとりさまですか??おもちかえりですか??」

と怪訝な顔をされる

こんな所で世界観の狭い店員に当たってしまった。


(いまさらながら) 慌てる。


おとなしくお持ち帰りにすればいい所を、慌ててうっかり「店内で」と口走る


テラスへ逃げる

テラスでひとりガッツリ食べる気も無いのでアイスだけもらってゆっくり食べる。


孤独とはなにか一人で考える。




一人だというだけで登山も旅行も行く資格が無く、喫茶店にも入れないというならそういう風に法律に書けば良いのだ。


すねる



私のお布団が部屋のベランダで待ってるのでそのくらいにして退散。

帰る。


頂上でトカゲ再来。

いちばんデカかった。



しかし驚くべきかな帰り道の楽なこと。

あっというまに下山。


疲れなどは感じないにしても足の痛さだけはどうしようもない。

骨盤と足の裏が痛む。


帰り道で出会ったトカゲの数は二匹。


まああれだよ

蛇じゃなくてよかったよ。





もう少しで車まで帰れるという地点で、縄に繋がれていない、そこそこ大きな犬がとつぜん目の前に現れる。


(°_°)




なんだよ




やるならやれよ



俺はいまグロッキーなんだよ





逃げる気力もない私は奴の横を徒歩で通り過ぎる。


犬は見てるだけだった。



飼い主さん、繋いでよ。





そうして有意義かどうかはともかく一日すごして帰宅。


足が痛い。




もう一人では行かない。


帰ってきたよ


高松市から観光地に寄って歩きまわって鈍行の普通列車を何本も乗り継いでえっちらおっちら帰ってきた直後ですが

普通に元気です、疲れてもいません
(笑)


ネタに欠かない素晴らしい旅でございました。

小分けしないと書けない膨大な文字量になると思われます。



上(行き道編)
中(ライブ編)
番外編(直島に寄る)
下(帰り道編)

くらい。

そのうち書くので暇があって気が向いた時にでも読んでやってちょ
(笑)



MCで煽られて客全員が卑猥なこと言わされたとか

ライブ後にビール飲みながらダラダラしてたらドラムのダイゴさんが普通に肩スレスレをすり抜けて歩いていったとか

ホテルの食堂スタッフが腰の曲がった随分なおばあちゃんでめちゃくちゃ食わせようとしてくれたとか

ふと気付いたら持ち歩いていた筈のお土産が右手から消えてなくなってるとか

電車乗り換えたら駅車掌さんに「携帯お忘れの方ー!」言われて確認したら私の携帯だったとか



したので

(したのか



面白くなると思いますよ

今回の旅記(笑)

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