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一年

ひとりで旅をする機会が増えました。


旅というほどのスパンでも、大それた目的も無く

単純に好きなアーティストのライブを見に行き

日帰りできない距離と時間なのでその周辺で一泊し

ついでにその辺りをブラリと見て帰るだけのことなのですが


定刻の電車やらライブのオープニングやらに遅れないように気を張り詰めてるのが楽しくて

地図と目の前の道が一致していく感覚も嬉しくて

すっかりライブと同じくらいに旅の行程に重きを置いてる最近です。


歩いていく先になにがあるのかわからない散策の新鮮さ

とてもいい楽しい。


切符を買って改札を通り、目的地へ向かうホームを探し、時間通りにやってきた電車に乗り

席に座って景色を見つつ

この場所に自分が居ることについてふと考えたりします。


存在には金がかかるという現象

こうして電車に乗る為にはいくらかのお金が必要だった訳だけれども

そのお金を払ったので、今きちんとぬくぬくと席に座れて運んでもらってます。



変な居心地の良さはそんな安心感かもしれません。

対価を払えた自分に酔ってる可能性も無きにしも非ず。



ちゃんと生きてるね、にや。

ひょっとするとそれに終始してるのかしら



それより



生きてるうちに23年たちました。

お母さんは23で兄ちゃんを産んでますが


)^o^( うぎゃー

わたしはむりっぽいよー☆

お母さんは凄いよー☆




気がつけば23歳です。

母上は初の妊娠していたであろう時期を、私はネットでジョンケージを検索して過ごしてます。

いやージョンケージおもろいわー





人生先の見えない不安に掻き乱されつつ

やんわりとこれからも生きていこうと思います。


楽しい事の為に生きるのもいいけど

生きていると楽しい事があり、悲しい事がある、という順序だと思うのです。

なんだって経験していこうと思います。

かかってこい人生。




30くらいになった自分というやつに会ってみたい。


そういう妄想をした事があります。


「やあ、くそ、若いだけが取り柄の自分じゃねえか、憎たらしい頭の詰まっていない時期だな、恥を知れ。」

「偉そうな口をききやがって自分相手だからって言いたいこと言い過ぎだぞてめえこら、私が生きてるからその時代にも生きてるんだ感謝しろ畜生、で、ところでどうなの。」

「さあどうだろうね。」

「教えやがれ」

「やだね」

「いけず」

「(言えない、なにも変わっていないだなんて)」




案外、

なにも変わってない30自分とかもありうる。





うわーこえー



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