いつだろうってふとおもう

電池はきっと
ふたつきくらいはもつだろうけど

あのひたひたの化粧水みたいな
呼吸がきれいにできるような時間は
わたしになにをおしえていたのか

女子高生のころ
先輩のスカートの短さとか
パーマとか香水に憧れて
おなじ曲を聴いて
おなじ字を書いて
信者のように染まっていった
ちいさな女の子がいました

駐車場で息をひそめて
月を見ては貴女を思い出して
煙草なんてふかして
泣いていました

消えそうな安心に
くるしくて痛くて
くるしくて呼んで
なんども命をつなぎとめられました

今会ってもまた
おなじ目をしたわたしに
きっと笑っていたとおもうけど

あなたがつけてくれたあだなが
誰も呼ばなくなったあだなが
お気に入りになってもう16年か7年くらい経つよ


思い出話がだいすきなわたしは
過去にかえっては
また後ろ姿さがすとおもうけど

あなたがどんなに嫌われたって
わたしはきっとずっと好きだよ

それにつながった
思い出したくないことまで
いろいろと思い出してしまうよる

おやすみなさい