なんか、野球みたいなタイトルになった







8月15日、世間はお盆休み

22時
わたしは仕事を終わらせるとすぐ
弟に車を出してもらい
引っ越し作業にとりかかりました

あまり積めない四駆を2往復させて
全ての荷物を移動させてもらった

そんなに荷物はないけど
それでもこんなに大変
汗だくでふたり
こんなお姉でごめんね、いつも

ありがとうたっくん
本当に、大好きな大好きな弟です

弟にお礼を言って
家には置き手紙
最後に鍵をポストにチャリンと入れ
ひとり新居へ自転車を走らせました

駅前を離れるとやっぱりさみしい道で
切なくなるわ

1ヶ月とすこし前のあの日
ケンカしてから全く思い出せなかった
優しかった彼のことや
可愛くじゃれてくる彼のこと
わたしの名前を照れて呼ばない彼のこととかを
思い出したりした

優しさといっても人とはすこしちがうのだけど
もっと他の優しさが欲しかったのだけど
彼なりの優しさを思い出して
呆れたような、仕方ないような
不思議な気持ちになりました

わたしの好きだったひと

やっぱり過去形



それから新居に着いて
鍵をあけ、電気を点けると
オレンジ色のまるい優しい灯りの部屋

でもやっぱりさみしくて
ぽつん
ここにはわたし以外誰もいない

疲れたので座り込むと
そのままテーブルに顔を伏せて
眠ってしまってた

LINEの着信音で目を覚ます

いけない、化粧おとさなきゃ
それから荷物もかたづけなきゃ

結局朝の4時半までなんだかんだして
マットも布団もないベッドでは寝れなくて
フローリングにバスタオルをしいて
横になりました


朝。

カロリーメイトのチョコ味をかじって
宅配を待つ

お昼前にやっとお布団とかが届いて
ちょっとお昼寝しました

夕方から買い出し

まだまだないものだらけです

でもお金もないから、最低限のものだけ

とりあえずごはんは食べる
お風呂に入る
そして寝る

生きてくために生きてるなと思う

一人暮らしは
誰にも会わないからこそ
いろんなこと考えられて見えてきて
わたしにはやっぱり
いい時間みたい

明日は
ともだちが車に乗って会いにきます

食欲が戻ってちょっと太ってしまったわたしを見ても
わらわないでね