話題:短歌・俳句・川柳



突然、松尾芭蕉の魂が私に乗り移ったので、自由律俳句としてテキトーな感じで軽くしたためてみました。



☆☆「億劫の細道」☆☆



含んだばかりの飴玉が
くしゃみとともに飛んでゆく。



譲りあい
最後のカルビ 炭となり。



七人が囲む
ピッツァ 六ピース。



公衆電話の女子高生
長いスカート ツケマ無し。



危険な色の刺身が半額
さてどうするかと閉店間際。



青から赤へと衣更え
自販機の冬がやってくる。



欲しい方じゃない方の
焼き芋を店員が袋に入れた。



空海や最澄と同じ髪型だし…
というあきらめ方。



手羽先を綺麗に食べるには
いささか今日は気力が足りない。



寒い夜だと思ったら
エアコンが冷房のままだった。



夕日のバス停 のびる影
何処に何かを忘れもの。



気がつけば相撲の番付を
全て暗記していた眠れない夜。



十五の夜の青春に
盗んだ俳句で走り出す。



【終わり】


第2集、第3集と続けていきたいです♪

そして…

芭蕉先生、ごめんなさい。