こんな高校野球には高野連もオカンムリだ。


話題:なんだかなあ



◇◆◇◆◇◆◇◆

『こんな高校野球は高野連もオカンムリだ』

《裏選抜高校野球選手権(夏)決勝》

LPガス学園
   vs
丸刈り大学附属バリカン高校
     

@回表の攻撃

グラウンドにいる選手全員が試合中にも関わらずスマホで自撮りし、それをSNSにリアルタイムで上げている。「勝ち負けよりもインスタンス映えを大切に」がモットー。0点。

@回裏の攻撃

ベンチの中で監督が何故かずっとヨガの「駱駝のポーズ」をとり続けている。0点。

A回表の攻撃

選手全員がドカベン(漫画)に出てくる男・岩鬼のように口に葉っぱをくわえながらプレーしている。0点。

A回裏の攻撃

ユニフォームのそこかしこにスポンサー企業の名前やロゴが入っており営利主義が目に余る。0点。

B回表の攻撃

部活動費が足りないせいで用具が揃えられず、常にバットやグローブを相手チームから借りてプレーしている。0点。

B回裏の攻撃

全員がキューバやドミニカ、ベネズエラなどからの野球留学生で日本人が一人もいない。権座礼州(ゴンザレス)、努民吾(ドミンゴ)など、登録している名前の当て字感も半端ではない。0点。

C回表の攻撃

投手への捕手の返球速度が軒並み160qを超えており、(君がピッチャーやった方が良いのでは?)と誰もが思っている。0点。

C回裏の攻撃

メジャーリーグの事をいまだに「大リーグ」と言っていたり、出塁した走者がリードをとるたび「リーリーリーリー……」と声に出したり、と昭和の野球感が強く出過ぎている。0点。

D回表の攻撃

選手個々の実力はプロ並みに高いが、全員が極度の方向音痴の為、球場まで辿り着けず不戦敗となってしまう。0点。

D回裏の攻撃

投手が一球投げるごとに芸能人や知事による始球式や国歌斉唱が行われるので試合時間がとんでもなく長くなっている。0点。

E回表の攻撃

ドラフト会議でプロ球団から指名された際の記者会見でのインタヴューの練習やサインの練習ばかりして、肝心の野球の練習をまったくしない。0点。

E回裏の攻撃

ずーっと留年し続けている3年生部員が、留年10年目、ついにFA権を主張し始めた。0点。

F回表の攻撃

応援歌の歌詞で常に応援団と揉めている。(←?な方は、中日ドラゴンズ サウスポーで検索)0点。

F回裏の攻撃

験かつぎの為、監督、選手が一年以上も髭を剃らずに伸ばしており、全員が昔のホメイニ師のような風貌になっている。0点。

G回表の攻撃

名前が大谷翔平というだけで無理やり二刀流をやらされている選手がいる。0点。

G回裏の攻撃

ポジションや打順、作戦などを全て占い(亀の甲羅を焼いてヒビの入り方をみる)で決めている。0点。


H回表の攻撃

ベンチの前には巨大な盛り塩の山、ベンチの中にも魔除けのお札がそこかしこに貼られており、あまりに不気味過ぎてどこも対戦したがらない。0点。


H回裏の攻撃

個人情報保護の観点からテレビ中継における選手の名前は仮名、顔にはモザイクをかける事が義務づけられている。1点。


【試合結果】

0‐1× 【優勝】丸刈り大学附属バリカン高校(154年ぶり2回目の優勝)


高校野球の熱狂もとうに冷め、秋の気配が漂い始めたこのタイミングでお届けするという“祭りのあと感”が何とも言えず心地よいですね♪


〜おしまひ〜。

2019かげらふ日記(虚構)#09『夏野球の事』


話題:ネタだろ…www



◇◆◇◆◇◆◇◆◇

『夏野球の事』

【水曜日】

(晴れ 時々 タッチのテーマ)

甲子園での高校球児たちの活躍に触発された友人から「俺たちの熱闘甲子園をやろうぜ」という熱い誘いで草野球チームの助っ人に行く事になった。一度は断ったのだが、「人数が足りないので頼む!青春の輝きを取り戻そうぜ!あ、関係ないけど、夏野菜と夏野球って字が似てるな」と訳の判らない言葉で押し切られてしまったのだ。

早朝4時半(早い)に集合場所である多摩川の河川敷きグラウンド(甲子園球場とは似ても似つかない)に到着。

チーム全員ジャマイカ人だった。

その全員がまちまちに甲子園常連の強豪校のレプリカユニフォームを着ている。なるほど、俺たちの熱闘甲子園とはこの事か。更にユニフォームの背にはその高校を出身とする有名プロ野球選手の名前が入っていた。例えば、2m30pぐらいある投手のユニフォームはP○学園で、その背中には何故か漢字で「桑田」の文字が入れられている。他にも、八戸学院○星のユニフォームには「坂本」、横○高校には「松坂」など。一見するとカッコいいようだが、実はそうでもない。と言うのは、それぞれの名前、フルネームの下の方に決定的なミステイクが存在するからだ。

P○学園の桑田と言えば、当然、「桑田真澄選手」だが、ユニフォームにあるのは「桑田佳祐」の文字なのである。同様に八戸学院○星にあるのは「坂本龍一」(正解は坂本勇人選手)、横○高校には「松坂慶子」(正解は松坂大輔氏)。唯一まともに思える早稲○実業の清宮幸太郎も、名前の後に書かれたカッコ書き(ハンカチ王子)で全てぶち壊しとなっている。同じ早実でもハンカチ王子は斉藤佑樹選手だ。

悪い夢の中のような光景である。しかも、当の友人はギックリ腰で来られなくなったとの。どうやら青春の輝きは完全に失われたようだ。相手チームも全員ジャマイカ人なので、日本人は私しかいない事になる。非常に居心地が悪い。とても日本とは思えない光景だ。多摩川がカリブ海に見える。彼らは底抜けに陽気で、何とか彼らのノリに合わせようと頑張ったが到底無理な相談だった。いったい、どうやったらこんな朝早くから超絶的なハイテンションを維持出来るのだろう。

すると、一人の青年が私の横に来て耳打ちするように言った。「いやあ、あのジャマイカンなノリ、ちょっとついて行けないっすよね。あ、内緒ですけど実は僕ドミニカなんです」。……私には同じに見えるが、まあ、微妙な違いがあるのだろう。「あ、ドミニカって言ってもドミニカ共和国の方じゃなくて、セントルシアとアンティグア・バーブーダの間にある小さい方のドミニカね」。彼は続けてそう言った。……ドミニカって2つあるのか?初めて知った。

生温かい風。河川敷の球場は早くも異常な蒸し暑さを示しはじめていた。

そう言えば、タマちゃん(多摩川のアザラシ)はどうなったのだろう。朝陽を反射する金属バット片手に打席に入りながらそんな事を思った。


〜おしまひ〜。

【注】これとセットにして上げようと思っていた「高校野球ネタ」があるのですが、分量が多くなり過ぎてしまうのでカットしました。もしかすると今月中にそのネタをアップするかも知れませんので、そこんとこヨロシク(←矢沢の永ちゃん、若しくは、アラジンのボーカルの高原兄さんの感じで読んで下さい)。

【注2】アラジンの高原兄さんの「高原兄」の読みは「たかはらけい」で、高原の兄(あに)の方の意味ではないので、「高嶋兄(あに)」のような感じで取らないよう、そこんとこヨロシク♪

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