春にちょうどいいというなら、まずこの映画が思い浮かぶ、四月物語。
岩井俊二の描く青春時代。
北海道の旭川から東京の大学へと進学した女学生の機微を淡々と追っていく。
ただひとつ、彼女には東京へどうしても行きたい秘められた理由があった。
60分ちょっとの短い作品なので、名前は知ってるけど観てないという人にぴったり。
桜が舞い散る中で大学生活もしゃんとしない彼女の日々、淡い想い、揺れ動く若い感情が最後の雨によって表現された。
この折れ曲がった傘と雨がこの映画のおいしいところなので、雨が降る日にもおすすめ。
僕の好きな女優、つぐみも出演しているのは数十年前に「贅沢な骨」を視聴後、しばらく経ってから気づく。
-エムブロ-